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p.9
米国の学習基準とガイドラインとの関連 PLTの「幼児期の環境体験」は、米国の小学校前教育の学習基準についての三つの評価プログラムによって認定されています。すべてのアクティビティは米国幼児期教育協会NAEYCのカリキュラム基準を満たし、北米環境教育協会(NAAEE)の幼児期の環境教育ガイドラインに合致し、ヘッドスタート子どもの達成プログラムの枠組みを満たしています。関連の詳細はPLTのウェブサイトを参照してください。 家族や友達とつながる 両親やその他の保護者は子どもにとっての最初でもっとも重要な先生です。これらの大人たちと定期的に、そして有意義にコミュニケーションすることで、子どもそれぞれの体験を豊かにするでしょう。ここにいくつかの提案があります。 ・ 家族が子どもと一緒に探求することを奨励する。PLTのウェブサイトから「家族と友人」ページがダウンロードできます。印刷して両親や保護者に配りましょう。 ・ 戸外で定期的に過ごす計画について、話しましょう。季節にあった服装についての情報やどれほど戸外に出ているかなどを伝えましょう。 ・ あなたの自然探索について共有しましょう。ノート、ニュースレター、電子メール、学級ホームページなどを使いましょう。 ・ 家族の第一言語で情報を伝えましょう。チラシや配布資料を生徒が家庭で共有しやすいようにしましょう。 ・ 一人ひとりの子どもが家族のために「読む」ことを奨励しましょう。子どもが探検した自然についてのテーマに焦点をあてて学級の本を作り、家庭に送りましょう。 ・ 家族の人の自然体験のことを共有してもらいましょう。これは、自然や戸外とかかわる仕事、趣味、技能を含みます。 ・ 大人の人たちに、芸術プロジェクトや活動のための素材を集めることを頼みましょう。素材集めに子どもを関わらせるように提案しましょう。 ・ 家族と友人が、学級の近隣散歩に参加するように招待しましょう。これによって家族と友人が学習体験を共有することができますし、付き添いの保護者として手助けすることも可能です。 ・ 家族遠足を提案する。温室、果樹園、公園、トレイルなどを含みます。 ・ 家族で植樹することを提案する。子どもたちが植樹したり、庭園やベランダ菜園、室内コンテナなどで、植物や野菜を植えたり、世話したりすることを、奨励します。 ・ 家族が野生生物を観察することを提案する。野生生物をひきつけるための簡単なアイデアを提案します。例えば、裏庭に設置するバードフィーダーなど。 #
by PLT-Japan
| 2010-03-25 19:56
| Early Childhood 2010
p.8
Adapting Experiences for Children with Special Needs 特別なニーズのある子どものために体験を適応させる もしあなたが幼児期教育にたずさわっているなら、あなたは学級の子どものことについての専門家であり、それぞれの独自な能力や挑戦にどう対応したらよいかご存知でしょう。もしあなたが園外からの指導者であれば、プログラムに参加する子どもの特別なニーズにアクティビティをすばやく適合させる必要があります。すべての子どもが自然にもっと近づくことができるようにするアイデアを紹介しておきます。 学習困難、認知的能力の課題をもった子どものための特別な配慮 ・ あなたが子どもにやらせようとしていることをことば、視覚教材、実物などによって演示する。 ・ 前向きナフィードバックを即座に、そして頻繁に与える。 ・ 子どもがそれぞれが発見したことを芸術や話し合いなどによって共有できるようにする。 運動障害の課題のある子どもに対する特別な配慮 ・ 屋外の場所は、彼らも行くことができる所を選ぶ。 ・ 慣れない移動箇所については、移動の代替手段を考える。(雪の上であればソリ、砂地であれば幅広い車輪の車いすなど。) ・ 採集のために取っ手のついた袋を準備する。 ・ 採集のためのマジックハンドや自立型拡大鏡など、バリヤーフリーデザインの道具を使う。 ・ のり、ニーズに合わせたはさみ、その他のアート制作のための道具を揃える。 ・ 屋外で活動する時は、子どもにペアを組ませる。パートナーに自然物を取り上げて、見せるようにうながす。 ・ 屋外で採集したものを陳列する場所を高くしておき、車いすでも接近できるようにする。 ・ ノートをとったり、絵を描いたりすることが難しい子どもが、アイデアや考えを記録できるように、小型の録音機材を準備する。 視覚的にdisabilityがある子どものための特別な配慮 ・ 可能であれば、音の出る素材を使う。(バードコール、自然音のテープなど。) ・ Braille点字、大型活字、録音機材など、フォーマットの違う教材を準備する。 ・ 採集のために取っ手のついている袋を準備する。 ・ 日誌や考えを自分で記録することができる録音機材を準備する。 ・ 彫像なども含め、創造的な芸術体験の機会を提供する。アート・プロジェクトでは大きなコラージュのための素材やプレカットの形などを準備する。 ・ さまざまな拡大鏡を準備する。 ・ 屋外の活動場所をロープで表示する。 ・ Braille点字ラベルを使う。 聴覚にdisabilityがある子どものための特別な配慮 ・ 屋外にいる時は、次の指示や警告などを子どもが見ることができるように、手話通訳者とあなたの位置がかぶらないようにする。 ・ 積極的に議論に参加できるように、子どもに手話通訳者を通してプレゼンテーションする機会を提供する。 ・ 人形、写真あるいは他の視覚化による教材には、聴覚の補助教材を使う。 #
by plt-japan
| 2010-03-18 16:25
| Early Childhood 2010
Appendix 10: Using Technology with Early Childhood Learners
幼児期からの環境体験とテクノロジーの活用 担当 梅村 テクノロジーは、子供たちが最高に学ぶ実践的な経験の豊かさに置き換えることはできませんが、テクノロジーは、環境そして相互の対話について新しい方法を提供できます。 特定のテクノロジー このガイドの目的が自然へのアクティブな探索を促進することにあると認めるなら、以下の提案が特定の活動のためテクノロジーを利用する子供たちの支援に集中できるようになります。 ・屋外での探索を強化します。そして虫めがね、バグ ボックス、そして双眼鏡を使うことなど、さまざまな方法で見るようにします。 •定規、温度計、雨量計、聴診器、そして吹き流しを利用して、子どもたちのまわりの環境を測定します。 •日時計、吹き流しそして温度計を観察することで、環境の変化に注意させます。 •デジタルカメラで環境の季節の変化を記録します。 •デジタルカメラやビデオ画像で屋外の観察を記録します。 • デジタルカメラ、スキャナー、プレゼンテーションソフトウェア、およびグラフィック ソフトウェアを使用して、子どもたちが体験したことのポートフォリオを作成します。 •文章作成ソフトウェアを活用して文章作成スキルを高めます。 ・探索している様子、そしてアクティビティでの動きをふりかえるのに子どもたちで互いにビデオ記録を残します。 ・録音機を利用して自然の音を再現します。 ・テープやデジタル・レコーダを使用して、個人そして小グループのふりかえりのためにテーマに関連した歌や本の言葉を記録します。 ・メールマガジンやウェブサイトを使って友達や家族に調査状況を伝えます。 ・表計算ソフトを利用してグラフや表を作成します。 ・一人ひとりの進行状況をプレゼンテーションソフトによる電子ポートフォリオで追跡します。 最初にできること はじめてのテクノロジー活用にあたって、子どもたちはそのテクノロジーを試し、それを適切に使うよう教えなくてはなりません。虫めがねのような簡単なものが、ある子どもにとっては全く新しい経験かも知れないのです。 拡大鏡付き箱 ("バグ ボックス"とも呼ばれます) を使うことで、大きくして観察することについての気づきを示すことができます。箱に適切な距離で観察するのに対象物をいれます。 子どもたちに、対象物があまり大きくならない、ちょうどよく見える高さを決めさせます。それらにいろいろなものを入れて拡大してみます。 (老眼鏡や拡大定規など) を 子どもたちに箱に入れたものを取り出させ、レンズを 2枚にして、いろいろな拡大レンズで実験させることによって、倍率の概念が明らかになります。 子どもたちは自分の目では見ることができない細かいところや複雑さをみるために拡大鏡を使うことの長所がわかるようになります。 PLTとテクノロジーの利用についての詳細については、PreK-8 環境教育活動ガイド付録 8 または、www.techandyoungchildren.org を参照してください。 #
by plt-japan
| 2010-03-17 07:22
| Early Childhood 2010
Appendix 8: “Greening” Your Classroom 教室の「緑化」
担当 梅村 子どもは、限られた天然資源あるいは省エネルギーなどの概念を理解することはできないが、教師が例示することをまねることで、自分たちの環境的行動をあらためるふるまいを学び、子どもたちの判断に影響を及ぼすことができる。 「緑化」のモデルとしてクラスそして子どもたちの実践の例を次に示そう。 *紙、金属、プラスティックなどリサイクルするための容器を設置する。コミュニティでリサイクルできるものの種類や絵のラベルをリサイクル用容器に貼り付けます。プラスティック容器のある場所を示し、何をどのよう気に入れることができ、何を入れることができないかを教えます。 *容器のわきに、リサイクルにまわすまえに、再利用できる紙をわける箱を置いておきます。大人が何をしているかわかるように、定期的にこの箱からの紙を利用するようにします。 *節約、リサイクル、または廃棄するプロジェクトには、たとえばトイレットペーパーの芯、卵を入れる容器の収集など、子どもたちの家族にも参加してもらいます。クラスで使うもののリストを保護者に伝えます。 *クラスが使うことができるもののリストを家庭にメモしてもらいます。先生自身そしてクラスの買い物には布製のバッグを使います。クラスに持ち込む、クラスから持ち出すにもバッグを使います。バックは繰り返し使えることを説明します。お店として用意する場合はいつでも、劇的な遊び場で何回も使える布バッグ使います。 *教室の外に簡単なコンポストを作ります。コンポストには、軽食のさいの果物や野菜の残りや堆肥になるものを入れます。子どもたちの外での遊びの時間に、コンポストに補給したり中のものをかき混ぜることに誘います。詳細な情報は、www.kidsgardening.comに見ることができます。屋外が使えなかったり、気温が氷点下になるような場所では、教室の中にワームコンポストを設置します。 *水を節約したり、ドアを開けっ放しにしない、あかりをこまめに消すなどポジティブな役割モデルとして、先生が何をするか、なぜするかを子どもたちに説明します。 *おやつの時、再利用できるお盆、カップやお皿を使います。近所の散歩の時間には、ごみ袋を持っていきます。そしてごみを拾う様子を見せますが、疑わしいゴミについて注意を払い記録するよう言います。 *通常の電球を省エネルギー型の電球に変えます。 *地球にやさしい掃除用具を選びます。 *木を植えよう! #
by plt-japan
| 2010-03-17 07:21
| Early Childhood 2010
Learning through Music and Movement
音楽と動きを通して学ぶ 自然は音楽と動きに満ちています。秋の落ち葉のかさこそ音、潮の満ち引きのリズム、鳥の声の音楽的な響きなど。人間にとっては、生まれた時から音楽と動きが結びついています。小さな子どもたちが違った種類の動きに挑戦している時、彼らは踊り始めます。音楽、歌、踊りのアクティビティを活用することは、学習のための運動感覚の基盤を作りますし、また子どもの物や体験に対する感覚、感情、想像力を引き出すのです。 音楽と動きを小さい子どものころからの体験の中に取り入れることは ・ 非競争的で、達成に根ざした、創造的な体験を提供します。 ・ 言語の発達の基盤を作ります。 ・ 相互作用的な社会関係の環境を奨励します。 ・ 脳の発達を養育します。 ・ 大きな、そして繊細な運動感覚スキルを発達させます。 ・ 特別なニーズのある子どもも、それぞれのレベルで参加できるので、参加することができます。 ・ 子どもが劇的な手法の中で感情を表現することができます。 PLTの『幼児期からの環境体験』に付属しているCDはこのガイドに紹介されているアクティビティの多くで活用することができる音源を提供しています。音源には、子どもの音楽アーティストであるビリー・B・ブレナンの歌が5曲含まれています。プロの作曲家であり、教育者でもあるビリー・Bは1978年から環境をテーマにした子どものための歌を作り、音楽ショーをデザインしてきています。CDには楽器だけの曲やクラシック音楽も含まれています。付録「PLT’s Environmental Experiences for Early Childhood CD」を参照してください。 音楽や動きを活用するためのコツ ・ 音楽を聴く。子どもに聴かせる前に、あなた自身も、音楽に合わせて動いてみてください。 ・ 動きの物語になじむ。すへての言葉を記憶する必要はないのです。物語から鍵となる単語を、ポスター、模造紙などに書き出し、壁に掲示しましょう。 ・ あなた自身の声を録音して聴く。子どもにはどのように聴こえているでしょうか? ・ 物語や歌を朗唱する練習をする。クラスで実践する前には必ず、行いましょう。劇的な仕草や豊かな表現で、お話するようにしましょう。 ・ 行動のガイドラインを確立する。ふだんと同じ、学級経営の方法を使うのでよいのです。わたしの空間の概念を明らかにするために「魔法のひじ」の絵を描きましょう。子どもたちの手を腰に当てさせて、肘と肘がぶつかる程度のところに並ばせます。これがパーソナルな空間です。 ・ 子どもをプロセスに参加させる。アクティビティをすすめる時に、子どもたちからの提案を取り入れます。 ・ 違ったポジションからの動きを探索する。座ったり、横になったり、跪いたり、してみましょう。 ・ 簡単な楽器を使う。音を出すために、自然物を使いましょう。 ・ 子どもたちが受け身であることもOK。子どもの中にはグループ活動に参加する前に、十分観察する必要がある子もいます。 ・ 他の感覚を伸ばす。目隠しをしたり、手で目をおおったりして、聴覚、触覚、味覚などの感覚を刺激してみましょう。子どもが参加しないと決めても、OK。 ・ 歌や物語を何度も繰り返す。歌や物語が繰り返す時、少しずつ、ちょっとした変化をつけてみましょう。繰り返しなのだけれども違っているというのは子どもの脳を活性化します。 ・ あなた自身の動きのアクティビティを、さまざまなジャンルの音楽に当てはめてみる。例えば、クラシック、フォークソング、ヒップホップ、ラップ、レゲェ、民俗音楽、その他。 ・ 応答的な歌を作り出す。例えば、子どもたちに「ざらざらした木肌を触っているのは誰ですか?」とたずねます。すると子どもたちは「わたしが触っています」と答えるでしょう。応答的な歌は子どもたちを積極的な参加者にします。 ・ 熱意のある人の模範を示す。あなたの態度がうつるんです。 #
by plt-japan
| 2010-03-11 17:57
| Early Childhood 2010
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