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ECappendix2
Appendix2 野外で安全に遊ぶ 教室を戸外に移すことから得られるメリットは、予想されるリスクをはるかに上回るものです。しかし、簡単なガイドラインに従って、安全に実施してください。 子どもを連れ出す前に、遊び場や散歩のルート候補を探す ・ さびた金属、壊れたガラス片、ごみなどを点検する。保護者や他の大人に手助けしてもらって、危険物を取り除く。 ・ 交通量や交差点の様子を把握しておく。 ・ 公共トイレ、水飲み場、ピクニック広場などの位置を把握する。 ・ 距離や近道などになじんでおく。子どもの足では、より時間がかかる。 ・ 泥の水たまり、水や遊び場の道具などが壊れていないか調べておく。子どもがこれらの場所を自分で点検できる時間を十分とるか、近寄らないようにする。 ・ 怪我につながるおそれのある植物がどれかがわかるようにする。(ツタウルシ、ウルシノキなど)それらのある所を避ける。 ・ 地域のナチュラリスト、自然観察指導員などに連絡をとり、噛まれる可能性のある小動物を調べる。(ムカデやサソリなど)子どもの持っているアレルギーを知っておく。(蜂さされや花粉など) ・ 地域の保健所などに連絡し、公衆衛生についての最新情報を入手しておく。 準備する ・ 基本的な散歩のために必要なものをすべて入れて運べるバックパックを持っていく。救急セット、緊急連絡先など。携帯電話を忘れずに持っていくように、メモをバックパックにつけておく。 ・ 一人ずつの子どもに、名前、学校名、学校の電話番号を記した名札をつけさせる。名札は表ではなく、内側につける。 ・ 長時間戸外にいる予定であれば、水とおやつを持つ。 ・ 子どもたちが定期的に戸外で活動することを保護者に周知しておく。子どもが戸外活動にあった服装をしてくるように配慮してもらう。気温や行き先に応じて、子どもはつま先がある靴、ソックス、上着、長ズボン、長袖、などを身につけている必要がある。 ・ 付添人を募る。3歳児を初めて連れ出す時には、子どもはかならず大人と手をつないでいること。4歳-5歳では子ども同士の二人一組で歩くことができる。列の一番前に一人、そして一番最後に一人の大人がついていること。子どものグループにはかならずゆっくり歩く子どもとせかせか先に行く子どもがいる。彼らの安全に気を配りながらも、出来るかぎり彼らのペースを尊重する。 ・ 着衣一式を常備する。下着、ソックス、靴、ズボン、シャツ、コート、帽子、日焼け止め。予想外のことが起こるから。 戸外にふさわしい服装 ・ 目と肌を紫外線から守る。サングラス、帽子、日焼け止めをつける。あなたの地域の紫外線状況はホームページで調べられる。 ・ あなだ自身が適切な服装の模範になること。 子どもに安全な行動を教える ・ 子どもに学校での規則が戸外”教室”でもあてはまることを思い出させる。 ・ 子どもが迷ったときは、座って待つことを教える。迷子になった時のロールプレイをする。 ・ 子どもと大人のペアを決めておく。離れないこと。大人は自分のペアの子どもがどこにいるか、いつも知っている責任があることを確認しておく。 ・ ハイキングや探索の時にはバディシステム、二人一組の行動を基準にする。「バディチェック」と叫べば、子どもは自分のペアの子どもを探して、手をつなぎ、そのつないだ手を上に上げることで確認する。移動の度ごとに、バディチェック、あるいは点呼をすること。 ・ 子どもが探索にでかける前に、境界線を決める。必要であれば、最初に旗のついたテープで囲われた境界を子どもといっしょに確認して回る。 ・ 「あつまるよ」サインを決めておく。拍手やホイッスル、鳥笛など。この合図で子どもがあつまる場所に戻ってくるように約束する。 ・ 「枝のやくそく」を決めておく。枝は子どもに取って抗しがたい魅力をもつ。土を掘り返したり、氷をくだいたり、木をうったり、劇をしたり。子どもの身長より短いこと、他の人のからだにさわらない、他の人の枝ともうちあわさない。動物の住んでいそうな生息場所につっこまない。 ・ ごみを拾う時に気をつける。自然の場所をきれいにすることは望ましいことだが、見たこともない、不思議なごみは触らずに、報告すること。 Appendix3 植物や動物の採集 自然を大切にすることを学ぶ! 熱心な若い学習者は、自然にできるかぎり近寄りたがり、時には葉をちぎったり、植物を引っこ抜いたり、岩、枝、虫を集めたりします。子どもに、自然を大切する役割について教えます。例えば、もしみんなが枝や岩や虫をその元の居たい場所から動かしたら、それらの貴重な自然物はあっという間になくなってしまうでしょう。 ・ ある場所から自然物を採集する許可をとる。国立公園、州立公園には厳しい採集規則がある。 ・ 同じ所に複数が映えている植物については、植物標本をとってもいい。 ・ 学級に持ち帰る小動物に配慮する。(水性昆虫は池の水ごと運ぶなど。)容器は太陽光の直射日光にはあてない。動物に食べ物、水、隠れ場所を提供する。子どもの観察が終わったら、元のすみかへ戻すこと。 ・ すべてのものに対する尊重を、あなたが示す。若い子どもたちは、触ったり、感じたり、嗅いでみたり、聞いたり、見たり、交流したりすることで、自然をもっともよく学ぶ。しかし、就学前の子どもに、植物や動物をやさしく扱うことを教えること。 ・ 必要なものだけを集めること。それ以外は自然のままに、そして他の人も楽しめるように。 ・ ハイキングや探索の時に、透明のプラスティック容器を一つだけ持っていく。そうすることで、集める自然物の数を制限できるし、子どもが慎重に選ぶようになる。例えば、子どもはもっと持ち帰りたいものを持ち帰るために、他のものをあきらめるとか。学級に帰ったら、容器に入れてきたものは、みんなのもの。発見テーブルにおいて、みんなで調べる。 ・ 子どもが写真やスケッチ、音や記憶を「集める」ことを奨励する。 ・ あなたたちが訪問した跡を何も残さない。子どもの探索が終わったら、丸太、葉っぱなどを元の通りに戻しておくことを示す。 ・ もし、子どもに落ち葉かき、枝集め、雑草とり、侵入種の除去などをさせる場合、これらの活動と戸外の観察や遊びの活動との違いを説明する。 規則を学ぶ! 植物や動物を収集し、学級で活用する前に、地域の監視人あるいは州の保護局に連絡する。絶滅の危機にある種、あるいは絶滅危惧種などは保護されています。州や市町村によってはより詳細な規制があるかもしれません。 植物動物の移送にも規制があります。以下をチェックしましょう。 Appendix4 近隣のかんたん散歩 若い子どもの世界は、身近なところにあります。裏庭、校庭、ご近所です。ご近所を散歩することは、定期的にできる散歩です。理想的には、あなたのルートに木や、草地、庭、花壇、公園、空き地、生け垣などがあるといいですね。そのような散歩の目的はあなたが近隣の自然について知っていることを教えたり、気づいたことを見せたりすることではなく、子ども自身が観察し、近隣の自然を探索する機会をもつことにあります。はじめにの「自然について教える効果的な方法」やAppendix2を参照してください。 計画する ・ 植物や動物にふれられるいくつかの機会があるルートを見つける。 ・ 予想より子どもの消耗が激しい場合などに備えて、近道もできるほどに、ルートについて習熟しておく。 ・ 子どもに戸外に出る前に、用具の使い方を教えておく。 歩きはじめる 最初の散歩は、ホールや学校の周囲から始めます。あなたと子どもが学校外にも慣れてきたら、散歩を長く、より豊かなものにしていきましょう。 ・ 列の先頭を交代し、一人ひとりの子どもが最初に何を見る機会を持つ。 ・ 地面にある何かを見るために丸くサークルになって集まる。これは混雑をさけ、みんなが見られるようにするため。 ・ 観察に十分時間をとる。植物は、若い子どもにとっても簡単です。動きませんからね。 ・ こどもの発見に焦点を当てること。あなたの興味関心ではなく。 野生生物を観察するスキルを教える 若い子どもを戸外に連れ出すことは、いつも騒々しい努力です。エネルギーにあふれた子どもたちは、ほとんどの動物にとって脅威であり、逃げてしまい、残れされたのは勇気のあるリスやトリだけということになってしまいます。限られた動物観察の機会を活かしましょう。 ・ 野生生物観察のモデルを示す。静かに、ささやき声で、ゆっくりと動く。子どもは野外でこっそり動くことを楽しみます。まるで動物のように。動物が見つかったら、その場にフリーズ、です。そして、静かに観察しましょう。 ・ ペーパータオルやトイレットペーパーの芯で作った「双眼鏡」で、子どもの集中力を焦点化する。 ・ 子どもが目をつむって、音に集中できるようにする。 体験を記録する 近隣の植物にあらわれる変化を観察し、記録します。動物の動きや音、見かけ、住処などを観察し、記録します。子どもは特別に作った「近所の自然」に絵を描いたり、書き込みができます。あなたも、デジタルカメラ、レコーダーなどの器具を使って、日記に他の要素を加えることができるでしょう。
文責 かくた なおこ
ECAppendix5 5 野外教室を設置する 少し手を加えるだけで、野外の遊び場を野外教室に、変えることができます。 事前に計画する ・ 道具を整えておく。子どもの手の届く所にあること。コンテナ容器や庭に設置する納屋にガーデニング用の道具や、遊び道具、探究のための道具などを入れておく。 ・ アクティビティの準備のために成人用のテーブルを、おやつの時間や作業スペースのために子ども用のテーブルを準備する。 ・ 手洗い、おむつ替えの場所を確保する。 ・ 野外に救急箱を置いておく。 ・ よごれたカップ、ごみ、リサイクルやコンポストのための受け箱を準備する。 ・ 室内と野外の間で物を運搬するための台車などを用意する。 ・ 室内で野外用に着替える場所を確保する。 探究のための道具を使う 野外に出て行く前に、道具のリストを作ります。子どもが探究のために活用できる道具には次のようなものがあります。 ・ 拡大鏡、虫かご、足付き拡大鏡 ・ クリップボード、あるいはクリップかゴムバンドがついているスケッチ画板。 ・ 子ども用サイズの移植ごて、草取り、手袋など。 ・ 懐中電灯 ・ 割れない鏡、穴や下を覗き込むために反射光を照らすのに使う。 ・ プラスティック製の食器。蓋に穴が開いているもので、短時間であれば小動物をいれておくことができる。 ・ メジャー、温度計、日時計、吹き流し ・ 地域の植物や動物が掲載されている図鑑、フィールドガイドなど。(ゴールデン・ガイド・シリーズは小さくて簡単に使えます。) ・ カメラやビデオレコーダー 6 プログラムされていない野外遊びの効用 新鮮な空気と運動に加えて、野外活動は社会的交流や構造化されていない遊びのための素晴らしい機会です。(特に、探検、建設、ごっこ遊びなど) あなたがさまざまな可能性を示しながら、子どもが主導権を握っていくように奨励しましょう。 さまざまな可能性 自然を野外活動遊びに取り入れるいくつかのアイデアがあります。 ・ 植物や花を遊び場に植える。子どもが抜いてしまわないように、アイスキャンデーの棒や旗で「マーカー」をつけておく。早く育つ植物を植えるか、あるいは移植する。子ども用サイズの熊手やじょうろを準備する。 ・ 根囲い、草、土の中にいる小動物を探すために、拡大鏡と容器を提供する。 ・ 子どもが土遊びするように、移植ごて、使い捨てのパイ皿、じょうろ、パイサーバー、農場用具のミニチュア、トラクター、鋤、家畜、柵などを準備する。 ・ 子どもが隠れ家や砦を建設できるように枝を提供する。 ・ さまざまな大きさと色の岩を準備する。 ・ トリーハウスを作る。 ・ テント、寝袋、調理器具、バックパック、たき火の場所を作るための石など。 ・ 浅い水たまり(池)と魚釣り用ポールを準備する。 ・ 地面に2フィート×2フィートほどの大きさの平らな板を置く。一週間か二週間たつと、子どもはその下に昆虫、くも、ねずみ、その他の動物を発見するでしょう。板の周りを時々水で濡らすとよいでしょう。 ・ バードフィーダーを学級の窓の近くにつるす。フィーダーに餌を追加するのはすばらしい仕事です。 ・ 土着の野生の花を植えて、チョウチョがくるようにする。 ・ 土着の灌木を植える。種実、ベリー、その他の果物を植えて、一年中、野生生物をおびきよせるようにする。(バードフィーダーは無用になります!) 冬の野外遊び ・ 雪を大きな山に積み上げる。子ども用の雪かきスコップを準備し、雪山から雪洞、スロープなどを作ることをすすめます。 ・ 遊び場の一角に水を流し込み、子どもが長靴スケートを体験できるようにする。 ・ 無害な、水性ペンキで、雪像に色をつける。 ・ バードフィーダーの側にあたためた水盆をおいて、どんな動物がやってくるか観察する。 さらにアイデアが自然探索のウェブサイトから得られます。 Nature Explore Classroom at the Arbor Day Farm http://www.arbordayfarm.org/classroom.cfm Appendix 7 7 教室に自然を持ち込む あなたのカリキュラムのすべての側面に自然物、自然への気づきを取り入れることで、教室に野外を取り込むことができます。 子どもを巻き込む ・ 自然物を集める。子どもは芸術作品づくりにそれを活用できる。発見テーブルに展示する。分類したり、数えたり、比較して算数につなげることができる。小石、岩、樹皮、小枝、葉、どんぐり、松ぼっくり、貝殻、化石、羽などを集める。家で飼っている鳥、輸入種、規制のかかった鳥などの羽を使う。それ以外の鳥は保護されている生物種なので、特別な許可がない限り、使えない。 ・ 植木鉢に植物を植える。ローズマリー、ミント、タイム、バジル、セージなどは、室内でもよく育つ。必要であれば、照射灯を活用する。レタスですら室内で育てて、食べることができる。 ・ 学級でペットを飼う。クラスのペットは子どもに動物の世話を教え、動物の行動を観察したり、生物的な特徴を知ることにつながる。クラスのペットはアリからハムスターまで幅がある。いくつかの昆虫を除いて、野生生物はあまりよいペットにはならない。また、所有することが違法である場合が多い。州の規制を調べておく。もし、ずっとペットを飼うというのが無理ならば、短期的にてんとう虫、芋虫、かたつむりなどを水槽に飼うことも考えられる。 ・ 動物の足跡を紙で切り取り、床に貼る。それぞれの動物の歩き方をまねて貼ること。 ・ 天井に暗闇で蛍光する星を、星座を模して貼る。 ・ 雲、鳥、こうもり、虫など、飛行する、空中にある自然物を切り取ったものをつるす。 ・ 日々の天気、月の満ち欠け、その他の自然暦を書き込むカレンダーを作る。 ・ 大きくてみやすい温度計と大きな表示の数字を窓の外につけておく。 ・ 窓の外に鳥のえさ台を作る。双眼鏡と、よく見る鳥や動物の種類のカードをそばに置く。 ・ 日の当たる窓辺には日時計を置く。子どもに影を記入させる。窓に花瓶などを置いて、年間を通じて、毎日の定時に影の長さを測る。影が季節によって変化するのを観察する。 ・ 子どもが使いやすい,自然の音を出す楽器を準備する。レインスティック、ドラム、バードコールなど。 ・ モービルを小枝や葉で作る。 ・ 展示コーナーに自然物の芸術作品をおく。 まだまだ、一日を自然で充たす方法 ・ 自然の音のCDをかける。毎日、違った動物の鳴き声を子どもが到着する時間に流す。例えば、カーディナルを月曜日に、アオガエルを火曜日に、コオロギを水曜日になど。 ・ 自然関係の絵本、ガイド、参考図書を読書コーナーに準備する。 ・ 一人ひとりの子どもに自然観察日誌を準備し、年間を通じて活用する。 ・ 木製の押し花制作器を準備し、葉などの押し花を作る。 ・ 地域にいる動物や植物のコスチュームや人形を準備する。 ・ さまざまな種類の木の小さな木材を準備する。子どもは木の樹皮の違いを触れて楽しむ。必要であれば、取り替える。これらを持ち込む時には、枝に巣くっている虫などが多いことに注意する。 ・ 紙の保護膜のついていないクレヨンでこすり絵をする。葉や樹皮など。 ・ 近隣の植物や動物のカラー写真をとる。ラベルをつけ、ラミネートする。あなたの学校の校庭のフィールドガイドとして、まとめる。あるいはばらばらのままにしておくと、分類や検索がしやすくなる。 Minnesota Department of Natural Resources’ Environmental EduationResourcesより
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質の高い環境教育 環境教育は学習者の環境およびそれに関連する問題についての気づきと知識を増加していくプロセスです。それは必要なスキルを育て、環境問題に取り組むための専門性を伸ばし、態度、動機づけを形成し、情報を得て意思決定をし、責任ある行動をとる関与を伸ばします。(UNESCO, Tbilisi Declaration, 1978)環境教育は批判的思考、問題解決、効果的な意思決定スキルを豊かにし、個人一人ひとりが環境問題のさまざまな側面について情報を得た上で責任ある決定にいたれるように重みづけすることを教えます。環境教育は特定の観点や行動の道筋を弁護するためのものではありません。(Federal Register, Vol.62.No.163, 44860, August 22, 1997) PLTについて 1976年の最初から、Project Learning Tree木と学ぼうは質の高い環境教育のモデルとなってきました。 PLTのミッション PLTは、生徒たちがわたしたちの複雑な環境についての理解を促進できる「世界への窓」として、クリティカルで創造的思考を刺激するものとして、そして環境問題について情報を得た上での意思決定ができる力を育てるために、環境のために責任ある行動を取ろうとする自信とコミットメントを根付かせるために、森林を活用するのです。 PLTのゴール このミッションを支持する5つの目標があります。 ・生徒たちに環境問題についての気づきと感謝、理解とスキル、コミットメントを提供する。 ・ 生徒たちが環境問題の解決に科学的な手続きと高次の思考スキルを応用できるようにする。 ・ 生徒たちが環境問題についての多様な見方を尊重し、寛容であることができるように手助けし、入手可能な情報の分析と評価に基づく姿勢と行動を育てる。 ・ 環境問題と課題の解決のために創造性、オリジナリティ、柔軟性を発揮できるように奨励する。 ・ 生徒たちが社会のメンバーとして、責任を持ち、建設的に参加することを目指し、エンパワーする。 PLTは教育者とPreK-12(幼稚園から12年生まで)の生徒に対して、すべての学年のすべての教科で活用できる包括的な環境教育カリキュラムのためのリソースを提供しています。室内、そして野外におけるハンズオン、学問分野の枠を越えた活動を通して、PLTはシンキングスキルを育て、生徒が複雑な環境問題について、何を考えるかではなく、どのように考えるかを教えます。PLTは生徒が環境についてしっかりとして選択を行なえるように手助けするのです。 どのようにPLTが機能するか PLTが質の高いカリキュラム教材を開発してきただけでなく、これらの教材を提供するための包括的なシステムを作り出し、これらの教材が生徒に対して効果的に活用されるように教育者たちに届けてきました。PLTは米国で専門性の育成を行なうプロトコルをその方法論の一つとして確立した環境教育プログラムのパイオニアのひとつです。 PLTのプログラムには次の三つの要素が含まれています。 ・ 質の高い教材 ・ 専門性教育と自然資源スペシャリストの多様なネットワーク ・ 専門性育成を届けるシステム 質の高い教材 PLTは質の高い環境教育カリキュラムの教材を開発し、教育者が自然環境、人工的な環境の両方について教えることを助けます。トピックとして含まれているものを一部あげると、森林、野生生物、水、空気、エネルギー、ごみ、気候変動、侵入種、生物工学、生物多様性、コミュニティ開発計画、などです。PLTの教材は北米環境教育協会のガイドラインで、「モデル・カリキュラム」として紹介されています。 PLTの教材は既存のカリキュラムを補足するもので、互換するものではありません。PLTのレッスンプランは先生が教えなければならない内容を教えることを確実にするのです。PLTが教育者のニーズを支援するために、PLTは幅広く、重層的なカリキュラム開発と評価のプロセスによって、教材開発を導いています。 何百人もの専門的教育者と技術的な専門家によるレビュー、フィールドテスト、PLTの教材の独立した第三者による評価などです。 PLTの教材は質の高い環境教育の最先端に、継続的なレビュー、改訂、評価を通して、ありつづけるのです。 PLT教材の開発とデザインは、教育者が何を必要としているか、例えば、基準に合致していること、などに基づいています。そのプロセスには、研究、調査、執筆ワークショップ、教育者や自然資源専門家によるレビュー; パイロットテストやフィールドテストに基盤をおいた改訂; 生徒の学習への影響について、第三者評価者による公式的な評価などが含まれています。 PLT教材は公式的に(統制群の活用)、形成的(教育内容の正確さ、バイアス、教育学的)評価、そして累積的(プレテスト、介入的レッスン、ポストテスト)評価の両方を使ってレビューを受けています。独立した評価者はPLTのアクティビティが生徒の知識、理由づけ、そして学問的スキルを伸ばすことを確認しています。 PLTのアクティビティは州と連邦政府の両方の学問的標準を満たしています。多くの州では、PLTのアクティビティは州の科学、社会科、表現芸術、数学、環境教育の標準および学習評価に関連づけられています。それらは科学、社会科、環境教育の全国共通のガイドライン、および米国ガールスカウトによって開発されたガイドラインとも合っています。 多様なネットワーク PLTは国際的、国内的、州、地域の幅広いパートナーシップを通して活動しています。PLTはネットワークの質、関与、広がりによって際立っているのです。 PLTの成功に必須であるのは、州のPLTコーディネーターがPLT推進を行なうことを支援してくれるスポンサー団体(州の自然資源庁、教育庁、大学、NPOなど)です。PLTは50州すへてといくつかの国々においてパートナーシップとして関与してもらっています。 スポンサー団体はPLTを彼らの州において教育、資源、環境関連からの代表;社会教育;preK-12の学校、学校区;大学;企業;非営利、専門団体;など、PLTに関心を寄せてくれる人びとによって構成された運営委員会を通して実施しています。 PLTの州コーディネーターはワークショップを実施するファシリテーターをリクルートし、訓練します。全米では1500名以上の認定ファシリテーターがいます。 PLTのスポンサー団体は自然センター、学校区、博物館、青少年団体、企業、その他の組織と地域のパートナーシップを形成し、専門性育成のワークショップと認定ファシリテーターの育成を提供しています。 全米レベルでのPLTのパートナーシップは、連邦政府省庁、企業、環境保全団体、学問的組織などです。 他の国々においては、PLTのパートナーシップは、PLTのミッション、ゴール、教授法方略などに合意している国際的な組織、行政などとつながっています。国際的なパートナー団体は、それぞの国での活用推進のために、適合させ、翻訳したものを提供しています。 専門性育成とトレーニング 教育者たちはPLT教材を専門性育成ワークショップに参加して受け取ります。PLTのワークショップに毎年3万人以上の教育者たちが参加しています。参加する人びとのほとんどは同僚にPLTは効果的なカリキュラムだからと勧められて来ます。 1500以上のワークシッョプが毎年全米で開催されています。 ワークシッョプは教育者を環境教育についてトレーニングし、PLTカリキュラム教材を与えられた環境の中で生徒のために使う最善の方法、地域が環境問題について学び行動することに巻き込むことを教えます。50万人以上の教育者が1976年にPLTのプログラムが始まって以来、ワークショップに参加しています。 行動する生徒と地域 PLTは環境教育は「気づき、地域と技能を培い、行動を起こす」生涯学習のプロセスであると理解しています。それが環境を利し、持続可能な生態的人間的システムに貢献するのです。 PLTは生徒の環境に対する責任ある行動をどのように刺激するのでしょうか?PLT教材が「何を考えるかではなく、どう考えるか」という教育哲学を身をもって示しているように、PLTは生徒の環境問題についての気づきを学級における学習で高めているだけではありません。PLTは生徒が彼らの知識を学校や地域における積極的な行動につなげることを助けるのです。PLTのサービス学習プログラム、Green Works!、Green Schools!などは、カリキュラムに直結した生徒主導の調査活動、地域行動プロジェクトのための助成金やトレーニングを提供しています。 Green Works! Green Wokrs! はPLTのサービス学習プログラムで、サービス学習と教育カリキュラム、そして地域のニーズを合体させるものです。生徒は「実践を通して学ぶ」ことを、地域環境の一側面を改善するようにデザインしたコミュニティ行動プロジェクトを通して行ないます。 PLTはGreen Works!の助成金5000ドルをが学校や青少年団体に提供し、サービス学習、環境改善プロジェクトの実施を推進しています。 1992年以来、PLTは100万ドル近い資金を1000ものコミュニティ環境プロジェクトに配布してきました。小学校、中学校、高校、大学の生徒が、植樹し、原生植物の植物園をデザインし、河川や沼地などの生息地を回復し、ハイキングのトレイルを建設し、コンポスト・プロジェクトにとりかかり、代替エネルギーの可能性調査をしてきました。 生徒のリーダーシップ、サービス学習、コミュニティへの参加はGreen works!プロジェクトの礎石なのです。www.greenworks.orgから提案書の出し方を学んでください。 Green Schools!は生徒、先生、学校管理者、学校職員、両親、コミュニティの人びとを巻き込んでもっと緑で健康な学習環境を創造することです。PLTのGreenSchools!プログラムは生徒や先生に、学年に応じた環境調査を示し、彼らの学校を「緑」にするサービス学習を提案し、実施することを提供します。 サービス学習のモデルを使って、PLTのGreenSchools!学校調査は生徒が環境問題を評価し、彼らの学校全体の環境への影響を改善することを助けます。生徒は学校のエネルギー利用、固形廃棄物の量とリサイクルの現状、水、学校の場所、環境の質(室内の空気、学校の交通機関、化学物質の利用)などを調査します。調査に基づいて、生徒は行動プロジェクトをデザインし、実施し、その影響を測ります。 助成金申請を巡って、PLTはGreenWorks!の資金をそのようなプロジェクトのために獲得します。www.pltgreenschools.orgにもっと情報が乗っています。 PLTとのネットワークを続ける PLTのウェブサイトはすべてのPLTに関連する情報を提供しています。サイトにはPLTのアクティビティを取り入る機会を考えるための州の標準のアップデイト、PLTのカリキュラム教材をすすめるリソース(著作権フリーの生徒用ページ)、GreenWorks!やGreen Schools!と年間のカレンダーなどかあります。 PLTのオンライン支部ニュースは4半期に定期的に発行されています。ニュースレターにはリソース、アイデア、教材など、学級で、戸外で活用できるものを紹介しています。各号に環境教育関連のニュース、PLTアップデイト、教育者のためのアイデア、環境教育教材、特集記事も含まれています。配布希望の方はウェブサイトまで。 PLTストアでのショッピングもおすすめです。15000点以上の製品、書籍、教材キットから選ぶことが可能です。PLTの学級活動をすすめる教材を発見できることでしょう。PLTの研修を受けた教育者は誰でも10%のディスカウントを受けることができます。すべての購入は、PLTを支援し、若い人びとが環境についての責任ある意思決定者になることを助けます。Reading Connectionsに載せられている本のほとんどがPLTstoreから入手できます。あなたのご支援に感謝します。 p.13 PreK-8 Environmental Education Activity Guide 96の学際的なアクティビティは、一つずつが学習目標と学年に対応しているのですが、全体はテーマとストーリーラインによってグループに分けられます。ほとんどのアクティビティに必要な準備や素材はごく少ないものです。アクティビティには情報がアップデイトされ、教育者のための背景、すぐに実践できるアクティビティのすすめ方、はっきりとして学習目標に合わせた評価の方略などが含まれています。読み物指導はアクティビティそのものに含まれていて、何百もの読み物と関連づけられた活動によって、教育者は読みの学習目標を達成することが出来ます。アクティビティは批判的な思考スキル、テクノロジーの応用、個別に対応するための教授法などで満たされています。 Energy & Society Kit 生徒はエネルギーの社会に果たす役割にからんだ環境問題について調査します。4-8年生のためにちょうどよいようにデザインされたキットにはアクティビティ・ガイド、音楽CDと踊りのDVD、ポスター二組が含まれています。 PLT for Secondary PLTの中等教育モジュールは、生徒が一つの問題についてのさまざまな局面を探査することをすすめます。現実の生活における環境的な意思決定の複雑を描き出しているのです。 The Changing Fores: Forest Ecology Exploring Enrionmental Issues series: -Biodiversity (www.plt.orgから入手可能) -Biotechnology (www.plt.orgから入手可能) -Focus on Forests -Focus on Risk -Municipal Solid Waste -Places We Live Global Connections: Forests of the World p.14 PLTの50州のネットワークは、1500の専門性育成ワークショップを通じてPreK-12年生を対象にした教育者たち30000人に、毎年環境教育研修を届けています。 優秀な教育者を認定する 1994年以来、PLTは、環境教育に貢献し、PLTの活用事例を示し、特別な教育スキルを実践している優秀な教育者たちを認定してきました。 p.15 州PLTコーディネーターに連絡する ワークシッョプ、ワークショップのファシリテーターになるためのトレーニング、PLTについての情報を得るなど、ぜひ州のPLTコーディネーターに連絡してください。 GreenWorks!の助成金はPLTの教育者や生徒を地域社会とつなげ、学級での学習を現実の世界とつなげます。
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PLTの幼児期環境体験を活用する それぞれのアクティビティは次のように構成されています。 サイドバー 体験に簡単にアクセスし、それらをあなた自身のプログラムに合わせるために、この情報を使いましょう。 ・ 概観 子どもが何をするかを描写しています。 ・ 目的 教員サイドからの目的を開設しています。 ・ 体験を評価する 教育者が体験の効果を評価するためのガイドです。 ・ 用語集 あなたが子どもとの会話で使うことができる用語です。ここに、あなたと子どもたちが見いだした新しい言葉を付け加えましょう。 ・ PLTPreK-8ガイドの関連アクティビティ PLTのPreK-8ガイドの中で、幼児の学びを広げ、強めることのできる関連アクティビティを紹介しています。 教育者のための背景 幼児期の教育者が、あなたが目にして探索しているものの科学的な背景を理解するための関連情報です。この情報はいくつかの基本的な科学的概念を解説し、あなたが意味ある質問をし、体験を活性化することを助けるでしょう。このセクションの情報は、必ずしも子どもと共有したり、子どもに伝えたりするものではありません。 テーマを導入する テーマについて、子どもの興味をひきつけるための簡単なアクティビティです。開かれた問いが、子どもがそのテーマについて、何を知っているかを評価すること、文化的家族的体験とつなげること、誤解や恐れを見つけること、個別対応の必要性を確認することを助けるでしょう。 中心的な体験 この体験を使って、子どもたちの関心に火をつけましょう。結論のないオープンエンドな散歩、戸外での探索、あるいは観察は、出る答え以上の問いを生み出すことでしょう。 グループでの体験 子どもをグループ活動に参加させ、会話と交流をすすめましょう。グループの大きさは年齢や子どもの技能、プログラムにおけるスタッフと子どもの数の割合によって違うでしょう。 ・ 音楽と動きを通して学ぶ 音楽、ダンス、ガイデドファンタジー、音楽的なゲームに子どもを巻き込みましょう。PLTの幼児期環境体験CDは、それぞれのアクティビティですぐに使える音楽のパッケージです。さらなる情報のためには7ページを参照してください。 ・ 読み書き 自然がテーマの本や雑誌、画用紙、マーカー、クレヨンなどが、読み書きを始めたばかりの子どもに、聞く力、自分たちの冒険を記録して書く力を伸ばします。 ・ 軽食を共に楽しむ 子どもはテーマに関連する軽食を準備し、食べることを楽しむでしょう。子どもは自分たちが育て、収穫し、きれいに整え、準備したものであれば、これまで多辺田ことがない食べ物にも挑戦するものです。軽食の時間を言語、算数、社会そして身体能力を発達させる機会として活用しましょう。 ・ 近隣散歩をする 近隣の自然と定期的に接することは、自然界との長続きする関係を作り出す最善の方法です。さらなる情報については付録を参照してください。 p.11 学習センター 学習センターには素材と子どもの自主的で多様な探索にちょうど適した施設を準備し、さまざまな学習スタイルとニーズの子どもたちすべてが利用可能にしておきます。あなたの時間、予算、場所が許す限りたくさんのこのような学習センターを準備しましょう。トピックの探索が続く間、センターをそのままにして、そこに追加したり、変化させたりしましょう。このガイドでは次のような学習センターを推奨しています。 ・ 芸術 このガイドの芸術体験は自然素材を取り入れ、基本的な芸術素材へのアクセスはあるものと想定しています。可能な限り、戸外に芸術活動を持ち出し、何が起こるか見てみましょう。子どもによっては大変な刺激を得るでしょう。室内では汚れが気になって出来なかったような活動にも挑戦できるかもしれません。 ・ 野外遊び 戸外での時間は、子どもが直接自然にふれあういい方法です。さらに情報が付録にあります。 ・ 発見テーブル 自然素材がたくさんのったテーブルを準備するのは自然を教室に持ち込むいい方法です。さらにアイデアが付録に紹介されています。 ・ 算数と操作 自然素材は分類したり、並べたり、初期の算数の技能を発達させるのにぴったりです。 ・ 木工 簡単な木工プロジェクトは森林や木々との自然な関わりです。さらなる情報については、付録を参照してください。 ・ 劇的手法 子どもたちの想像力を人形やコスチューム、プロップなどで刺激します。 読み物による発展 テーマに関連するフィクションやノンフィクションの本のリストから選びます。これらの本を読書コーナーにおいたり、大きな声で読み聞かせをしたり、参考図書として活用したりできるでしょう。 家族と友人 PLTのウェブサイトからFamily and Friendsのアクティビティ・アイデアのページをダウンロードし、両親や保護者に配布します。それぞれのページに、テーマへの導入と子どもの学習体験を家族や友人が豊かなすることができる方法が提案されています。
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米国の学習基準とガイドラインとの関連 PLTの「幼児期の環境体験」は、米国の小学校前教育の学習基準についての三つの評価プログラムによって認定されています。すべてのアクティビティは米国幼児期教育協会NAEYCのカリキュラム基準を満たし、北米環境教育協会(NAAEE)の幼児期の環境教育ガイドラインに合致し、ヘッドスタート子どもの達成プログラムの枠組みを満たしています。関連の詳細はPLTのウェブサイトを参照してください。 家族や友達とつながる 両親やその他の保護者は子どもにとっての最初でもっとも重要な先生です。これらの大人たちと定期的に、そして有意義にコミュニケーションすることで、子どもそれぞれの体験を豊かにするでしょう。ここにいくつかの提案があります。 ・ 家族が子どもと一緒に探求することを奨励する。PLTのウェブサイトから「家族と友人」ページがダウンロードできます。印刷して両親や保護者に配りましょう。 ・ 戸外で定期的に過ごす計画について、話しましょう。季節にあった服装についての情報やどれほど戸外に出ているかなどを伝えましょう。 ・ あなたの自然探索について共有しましょう。ノート、ニュースレター、電子メール、学級ホームページなどを使いましょう。 ・ 家族の第一言語で情報を伝えましょう。チラシや配布資料を生徒が家庭で共有しやすいようにしましょう。 ・ 一人ひとりの子どもが家族のために「読む」ことを奨励しましょう。子どもが探検した自然についてのテーマに焦点をあてて学級の本を作り、家庭に送りましょう。 ・ 家族の人の自然体験のことを共有してもらいましょう。これは、自然や戸外とかかわる仕事、趣味、技能を含みます。 ・ 大人の人たちに、芸術プロジェクトや活動のための素材を集めることを頼みましょう。素材集めに子どもを関わらせるように提案しましょう。 ・ 家族と友人が、学級の近隣散歩に参加するように招待しましょう。これによって家族と友人が学習体験を共有することができますし、付き添いの保護者として手助けすることも可能です。 ・ 家族遠足を提案する。温室、果樹園、公園、トレイルなどを含みます。 ・ 家族で植樹することを提案する。子どもたちが植樹したり、庭園やベランダ菜園、室内コンテナなどで、植物や野菜を植えたり、世話したりすることを、奨励します。 ・ 家族が野生生物を観察することを提案する。野生生物をひきつけるための簡単なアイデアを提案します。例えば、裏庭に設置するバードフィーダーなど。
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Adapting Experiences for Children with Special Needs 特別なニーズのある子どものために体験を適応させる もしあなたが幼児期教育にたずさわっているなら、あなたは学級の子どものことについての専門家であり、それぞれの独自な能力や挑戦にどう対応したらよいかご存知でしょう。もしあなたが園外からの指導者であれば、プログラムに参加する子どもの特別なニーズにアクティビティをすばやく適合させる必要があります。すべての子どもが自然にもっと近づくことができるようにするアイデアを紹介しておきます。 学習困難、認知的能力の課題をもった子どものための特別な配慮 ・ あなたが子どもにやらせようとしていることをことば、視覚教材、実物などによって演示する。 ・ 前向きナフィードバックを即座に、そして頻繁に与える。 ・ 子どもがそれぞれが発見したことを芸術や話し合いなどによって共有できるようにする。 運動障害の課題のある子どもに対する特別な配慮 ・ 屋外の場所は、彼らも行くことができる所を選ぶ。 ・ 慣れない移動箇所については、移動の代替手段を考える。(雪の上であればソリ、砂地であれば幅広い車輪の車いすなど。) ・ 採集のために取っ手のついた袋を準備する。 ・ 採集のためのマジックハンドや自立型拡大鏡など、バリヤーフリーデザインの道具を使う。 ・ のり、ニーズに合わせたはさみ、その他のアート制作のための道具を揃える。 ・ 屋外で活動する時は、子どもにペアを組ませる。パートナーに自然物を取り上げて、見せるようにうながす。 ・ 屋外で採集したものを陳列する場所を高くしておき、車いすでも接近できるようにする。 ・ ノートをとったり、絵を描いたりすることが難しい子どもが、アイデアや考えを記録できるように、小型の録音機材を準備する。 視覚的にdisabilityがある子どものための特別な配慮 ・ 可能であれば、音の出る素材を使う。(バードコール、自然音のテープなど。) ・ Braille点字、大型活字、録音機材など、フォーマットの違う教材を準備する。 ・ 採集のために取っ手のついている袋を準備する。 ・ 日誌や考えを自分で記録することができる録音機材を準備する。 ・ 彫像なども含め、創造的な芸術体験の機会を提供する。アート・プロジェクトでは大きなコラージュのための素材やプレカットの形などを準備する。 ・ さまざまな拡大鏡を準備する。 ・ 屋外の活動場所をロープで表示する。 ・ Braille点字ラベルを使う。 聴覚にdisabilityがある子どものための特別な配慮 ・ 屋外にいる時は、次の指示や警告などを子どもが見ることができるように、手話通訳者とあなたの位置がかぶらないようにする。 ・ 積極的に議論に参加できるように、子どもに手話通訳者を通してプレゼンテーションする機会を提供する。 ・ 人形、写真あるいは他の視覚化による教材には、聴覚の補助教材を使う。
Appendix 10: Using Technology with Early Childhood Learners
幼児期からの環境体験とテクノロジーの活用 担当 梅村 テクノロジーは、子供たちが最高に学ぶ実践的な経験の豊かさに置き換えることはできませんが、テクノロジーは、環境そして相互の対話について新しい方法を提供できます。 特定のテクノロジー このガイドの目的が自然へのアクティブな探索を促進することにあると認めるなら、以下の提案が特定の活動のためテクノロジーを利用する子供たちの支援に集中できるようになります。 ・屋外での探索を強化します。そして虫めがね、バグ ボックス、そして双眼鏡を使うことなど、さまざまな方法で見るようにします。 •定規、温度計、雨量計、聴診器、そして吹き流しを利用して、子どもたちのまわりの環境を測定します。 •日時計、吹き流しそして温度計を観察することで、環境の変化に注意させます。 •デジタルカメラで環境の季節の変化を記録します。 •デジタルカメラやビデオ画像で屋外の観察を記録します。 • デジタルカメラ、スキャナー、プレゼンテーションソフトウェア、およびグラフィック ソフトウェアを使用して、子どもたちが体験したことのポートフォリオを作成します。 •文章作成ソフトウェアを活用して文章作成スキルを高めます。 ・探索している様子、そしてアクティビティでの動きをふりかえるのに子どもたちで互いにビデオ記録を残します。 ・録音機を利用して自然の音を再現します。 ・テープやデジタル・レコーダを使用して、個人そして小グループのふりかえりのためにテーマに関連した歌や本の言葉を記録します。 ・メールマガジンやウェブサイトを使って友達や家族に調査状況を伝えます。 ・表計算ソフトを利用してグラフや表を作成します。 ・一人ひとりの進行状況をプレゼンテーションソフトによる電子ポートフォリオで追跡します。 最初にできること はじめてのテクノロジー活用にあたって、子どもたちはそのテクノロジーを試し、それを適切に使うよう教えなくてはなりません。虫めがねのような簡単なものが、ある子どもにとっては全く新しい経験かも知れないのです。 拡大鏡付き箱 ("バグ ボックス"とも呼ばれます) を使うことで、大きくして観察することについての気づきを示すことができます。箱に適切な距離で観察するのに対象物をいれます。 子どもたちに、対象物があまり大きくならない、ちょうどよく見える高さを決めさせます。それらにいろいろなものを入れて拡大してみます。 (老眼鏡や拡大定規など) を 子どもたちに箱に入れたものを取り出させ、レンズを 2枚にして、いろいろな拡大レンズで実験させることによって、倍率の概念が明らかになります。 子どもたちは自分の目では見ることができない細かいところや複雑さをみるために拡大鏡を使うことの長所がわかるようになります。 PLTとテクノロジーの利用についての詳細については、PreK-8 環境教育活動ガイド付録 8 または、www.techandyoungchildren.org を参照してください。
Appendix 8: “Greening” Your Classroom 教室の「緑化」
担当 梅村 子どもは、限られた天然資源あるいは省エネルギーなどの概念を理解することはできないが、教師が例示することをまねることで、自分たちの環境的行動をあらためるふるまいを学び、子どもたちの判断に影響を及ぼすことができる。 「緑化」のモデルとしてクラスそして子どもたちの実践の例を次に示そう。 *紙、金属、プラスティックなどリサイクルするための容器を設置する。コミュニティでリサイクルできるものの種類や絵のラベルをリサイクル用容器に貼り付けます。プラスティック容器のある場所を示し、何をどのよう気に入れることができ、何を入れることができないかを教えます。 *容器のわきに、リサイクルにまわすまえに、再利用できる紙をわける箱を置いておきます。大人が何をしているかわかるように、定期的にこの箱からの紙を利用するようにします。 *節約、リサイクル、または廃棄するプロジェクトには、たとえばトイレットペーパーの芯、卵を入れる容器の収集など、子どもたちの家族にも参加してもらいます。クラスで使うもののリストを保護者に伝えます。 *クラスが使うことができるもののリストを家庭にメモしてもらいます。先生自身そしてクラスの買い物には布製のバッグを使います。クラスに持ち込む、クラスから持ち出すにもバッグを使います。バックは繰り返し使えることを説明します。お店として用意する場合はいつでも、劇的な遊び場で何回も使える布バッグ使います。 *教室の外に簡単なコンポストを作ります。コンポストには、軽食のさいの果物や野菜の残りや堆肥になるものを入れます。子どもたちの外での遊びの時間に、コンポストに補給したり中のものをかき混ぜることに誘います。詳細な情報は、www.kidsgardening.comに見ることができます。屋外が使えなかったり、気温が氷点下になるような場所では、教室の中にワームコンポストを設置します。 *水を節約したり、ドアを開けっ放しにしない、あかりをこまめに消すなどポジティブな役割モデルとして、先生が何をするか、なぜするかを子どもたちに説明します。 *おやつの時、再利用できるお盆、カップやお皿を使います。近所の散歩の時間には、ごみ袋を持っていきます。そしてごみを拾う様子を見せますが、疑わしいゴミについて注意を払い記録するよう言います。 *通常の電球を省エネルギー型の電球に変えます。 *地球にやさしい掃除用具を選びます。 *木を植えよう!
Learning through Music and Movement
音楽と動きを通して学ぶ 自然は音楽と動きに満ちています。秋の落ち葉のかさこそ音、潮の満ち引きのリズム、鳥の声の音楽的な響きなど。人間にとっては、生まれた時から音楽と動きが結びついています。小さな子どもたちが違った種類の動きに挑戦している時、彼らは踊り始めます。音楽、歌、踊りのアクティビティを活用することは、学習のための運動感覚の基盤を作りますし、また子どもの物や体験に対する感覚、感情、想像力を引き出すのです。 音楽と動きを小さい子どものころからの体験の中に取り入れることは ・ 非競争的で、達成に根ざした、創造的な体験を提供します。 ・ 言語の発達の基盤を作ります。 ・ 相互作用的な社会関係の環境を奨励します。 ・ 脳の発達を養育します。 ・ 大きな、そして繊細な運動感覚スキルを発達させます。 ・ 特別なニーズのある子どもも、それぞれのレベルで参加できるので、参加することができます。 ・ 子どもが劇的な手法の中で感情を表現することができます。 PLTの『幼児期からの環境体験』に付属しているCDはこのガイドに紹介されているアクティビティの多くで活用することができる音源を提供しています。音源には、子どもの音楽アーティストであるビリー・B・ブレナンの歌が5曲含まれています。プロの作曲家であり、教育者でもあるビリー・Bは1978年から環境をテーマにした子どものための歌を作り、音楽ショーをデザインしてきています。CDには楽器だけの曲やクラシック音楽も含まれています。付録「PLT’s Environmental Experiences for Early Childhood CD」を参照してください。 音楽や動きを活用するためのコツ ・ 音楽を聴く。子どもに聴かせる前に、あなた自身も、音楽に合わせて動いてみてください。 ・ 動きの物語になじむ。すへての言葉を記憶する必要はないのです。物語から鍵となる単語を、ポスター、模造紙などに書き出し、壁に掲示しましょう。 ・ あなた自身の声を録音して聴く。子どもにはどのように聴こえているでしょうか? ・ 物語や歌を朗唱する練習をする。クラスで実践する前には必ず、行いましょう。劇的な仕草や豊かな表現で、お話するようにしましょう。 ・ 行動のガイドラインを確立する。ふだんと同じ、学級経営の方法を使うのでよいのです。わたしの空間の概念を明らかにするために「魔法のひじ」の絵を描きましょう。子どもたちの手を腰に当てさせて、肘と肘がぶつかる程度のところに並ばせます。これがパーソナルな空間です。 ・ 子どもをプロセスに参加させる。アクティビティをすすめる時に、子どもたちからの提案を取り入れます。 ・ 違ったポジションからの動きを探索する。座ったり、横になったり、跪いたり、してみましょう。 ・ 簡単な楽器を使う。音を出すために、自然物を使いましょう。 ・ 子どもたちが受け身であることもOK。子どもの中にはグループ活動に参加する前に、十分観察する必要がある子もいます。 ・ 他の感覚を伸ばす。目隠しをしたり、手で目をおおったりして、聴覚、触覚、味覚などの感覚を刺激してみましょう。子どもが参加しないと決めても、OK。 ・ 歌や物語を何度も繰り返す。歌や物語が繰り返す時、少しずつ、ちょっとした変化をつけてみましょう。繰り返しなのだけれども違っているというのは子どもの脳を活性化します。 ・ あなた自身の動きのアクティビティを、さまざまなジャンルの音楽に当てはめてみる。例えば、クラシック、フォークソング、ヒップホップ、ラップ、レゲェ、民俗音楽、その他。 ・ 応答的な歌を作り出す。例えば、子どもたちに「ざらざらした木肌を触っているのは誰ですか?」とたずねます。すると子どもたちは「わたしが触っています」と答えるでしょう。応答的な歌は子どもたちを積極的な参加者にします。 ・ 熱意のある人の模範を示す。あなたの態度がうつるんです。
Learning about Forests and Trees
森林と木について学ぶ このガイドに紹介しているアクティビティは、森林と木を「世界への窓」として活用して、わたしたちの複雑な環境についての子どもたちの理解と認識を向上させようとしています。 もっとも小さい幼児は森林と木について次のようなことを理解します。 ・ 木にはさまざまな種類がある。 ・ 木と葉には、違った形、サイズ、色がある。 ・ 木にはさまざまな部分があり、それぞれの部分は違った機能を持つ。 ・ 木と葉の部分にはさまざまな手触りと匂いをしている。 ・ 人びとは木の様々な部分を日常品に使っている。 ・ 木は季節によって変わる。 ・ 動物が木の上や中に居場所を造り、木で食べ物を得、そして木に隠れます。木は、全体として、あるいは部分として、動物や植物の生息地として機能するのです。 ・ 木や他の植物、動物はそれぞれに依存している。 ・ 多くのさまざまな植物や動物が森林に住んでいる。 もし、あなたが、幼児期の学習者が、見て、触れて、手に取らなければ、モノの意味を組み立てることができないことを理解しているのであれば、次のような森林や木についての概念は、幼児には抽象的すぎることを理解できるでしょう。 ・ 木は、属に分類可能な独自の特徴を持っている。 ・ 木は、ライフサイクルを通して生長する。このプロセスはいくつかの種の木によっては何百年もかかる。 ・ 木の部分はそれぞれ見えない機能を果たしている。(例えば、食べ物をつくる、幹の中で水と食べ物を上げたり下げたりする、気体を交換する、ミネラルを吸収する。) ・ 葉の葉緑素が、光合成として知られているプロセスで、木のための食べ物を作る。 ・ 日照と気温が季節の変化に役割を果たす。 ・ 森林は静的ではない。それは遷移として知られた経時的変化である。 < 前のページ次のページ >
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