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アメリカンサモアに国立公園を設立する
公法100-571-October 31,2988の抜粋 アメリカ合衆国の上院・下院の議会によって以下の通り制定された。 第1条 事実確認と目的 (a)事実確認-議会は以下事項の確認をした: i. 熱帯林は世界規模で縮小している。 ii. 熱帯林には世界の50%以上の植物と動物が生息し、科学、薬学、農業の発展に貢献し、地球上の多くの酸素供給の元となっている。これらの森林がなくなることによって種の絶滅、生物の多様性の減少を招き、新薬や穀物の開発可能性を低下させ、二酸化炭素の増加によって地球の気候を変更する温室効果につながる。 iii. アメリカンサモアの熱帯林は人手が加えられていない残された旧熱帯雨林の一つである。 iv. アメリカンサモアにある熱帯林はアメリカ合衆国が直接管理する最大の旧熱帯雨林である。 v. アメリカンサモアにある熱帯林は絶滅が危ぶまれる大西洋オオコウモリの生息地である。 vi. アメリカンサモアに生息する西洋オオコウモリはサモアの熱帯林にある多くの植物の受粉を行い、多くの種の維持に一役買っている。 vii. 現在入手可能な情報によると、サモア文化の発展に関わる広域の考古学的証拠は調査及び保護を必要としている。 viii. アメリカンサモアの人々から熱帯林の一部を国立公園として保護して欲しいという要望が聞かれた。 (b)目的-この法案の目的はアメリカンサモア及び周辺のさんご礁、熱帯林の考古学、文化的資源の維持と保護であり、西洋オオコウモリの生息地を維持し、サモア熱帯林の生態系を守り、これらの資源の保護と同時に世界中からの来訪者にこのサモアの豊かな資源を堪能してもらうというものである。 第3条管理 (b)伝統として必要最低限の使用 i. 本法施行前から伝統的に行われている公園内での必要最低限な農業的、文化的及び収穫としての使用は伝統的な方法を守り続ける限り今後も許可される。必要最低限と見なされない場合は許可されない ii. 海洋資源の使用も上記の通り必要最低限は許容され、それ以上の漁や収穫は許可されない。 事例研究 チュイマとその家族は森が合衆国の国立公園になる前から雨林で農業や狩りを行ってきました。彼の家族はアメリカンサモアを成す異なる島々にある多くの村に住んでいます。家族は元来、伝統的な家族行事として公園地区で穀物を採取、魚を獲っていました。これらで得た食べ物が余った場合、一部を家で使い、余りを売ったお金を生活必需品の購入資金としていました。 チュイマは10エーカーに渡って、植林の循環を行っていましたが、それも今では公園の一部となっています。つまり、彼は5年毎に数エーカーに集中的に植林を行っています。その後、彼はそのエリアを耕作せず(休耕)数年放置し、土壌を肥沃にし、その間新しいエリアを耕し、穀物を植えるのです。最初のエリアが休耕されてから15年以上が経ち、そのエリアには木が育ち始めています。すぐに穀物を植える時期がやってきます。 耕作するために、チュイマは若木を切り、雑草を刈ったり、除草剤を使ったりして制御します。彼が土壌を耕すのは、野菜や穀物を育てる時だけです。彼は昆虫除去に機械的、生物学的、化学的など様々な方法を用いています。
■翻訳者 岩岡
「熱帯の木の家」 p.207 (213) 北アメリカの熱帯雨林及び温帯雨林は生態学的原則から言えば多くの共通点がありますが、気候や土壌、植物や生息動物など、その森の生態系を成す要素は全く異なります。生徒は雨林を様々な観点から観察します;生息地の調査、亜熱帯渡り鳥のルートの把握、及び熱帯雨林を含むケーススタディの分析などです。 学年 パートA 3-6 パートB 4-8 パートC 6-8 応用 6-8 科目 化学、社会、Language Arts、演劇、視覚芸術 概念 3.1 2.2 2.3 技術 推論する、議論する、調査する、解釈する テクノロジーの活用 プレゼンテーションソフトウェア 材料 生徒用ページのコピー、掲示板用の材料(紙、絵の具、ペン、写真など)、掛け世界地図、定規、雨林と雨林に住む動物の写真(なくても良い)、雨林の音響CD(なくても良い) 時間 準備:20分程度~ アクティビティ:パートA30分、パートB30分+調査を行い、掲示物を作成する時間、パートC30分、応用20分 関連アクティビティ rain reasons, People of the forest, Web of life, Watch on Wetlands 【Objectives ねらい】 ・生徒は亜熱帯渡り鳥を含む、熱帯雨林に生息する植物や動物を記述する。 ・生徒は熱帯雨林の先住民の権利などを含む問題を分析する。 【Assessment Opportunities 評価に活かす】 ・パートAに関しては、人々、動物や植物、雨林独特の生息環境などについて、うまく表現してあるかという観点から、レポートを評価する。 ・身近な森の特徴と雨林の特徴を比べさせる。 ・パートCでは、生徒二人一組でアメリカンサモアにある公園事業の広告スペシャリストと仮定して、新しい公園の来園者を増やすように宣伝広告を考えてもらう。媒体は掲示板、ラジオ、テレビコマーシャル、新聞や雑誌などを想定する。生徒たちには215ページに記載されている実際の議会法から選別された所見のリストから最低でもいくつかを元にキャンペーンを考えさせる。 【Background 背景】 熱帯雨林とは何でしょうか。熱帯雨林は湿っていて、一年中緑の絶えない赤道付近にある森で、南米、中央アメリカ、アフリカ、アジアやその他多くの太平洋諸島にあります。これらの複雑な生態系は何百万年もかけて進化を遂げてきました。これらの森がある環境は温暖で、湿度が高く膨大な数の生命を支えることが出来ます。(プロジェクトラーニングツリーの“世界の森 Forest of the World”の地図を参照;購入する場合は”Shop PLT”のウェブサイト www.plt.orgへ。) 熱帯雨林は赤道の近くにあるので、日の長さは毎日ほぼ一緒です。年間で、気温には若干の差がありますが、平均すると75°F(24℃)です。年間の降雨量は60~90インチ(152~229センチ)程度で、植物は季節要因に左右されることなく、一年中成長することが出来ます。熱帯植物は自らが吸収する水分の多くを空気中に戻す性質があるため、この地域の高湿度が保たれています。 熱帯雨林は地球上の7%の表面積しかありませんが、地球上に生存する植物や動物の半分以上の種が熱帯雨林に生息していると考えられています。高層のアパート同様、植物の生息地はそれぞれ異なります。これらのレベル(新生、林冠、下層、林床)ではそれぞれ特定の動物たちが生活をし、各レベルを特徴的なものとしています。 最も高い木は140フィート(43メートル)にも及びます。これらの新生(林冠から“新生”しています)は他の低い木よりも強い風と日光にさらされます。多くの新生木は広葉樹で、固い葉を持つことで木の水分を守っています。オウギワシ、猿、昆虫を食すコウモリ、蛇や飛ぶ昆虫などが、この層で見られます。 林冠層は新生層のすぐ下に位置します。この層で見られる木は100フィート(30メートル)程度の高さまで育ちます。これらの木は大きく固い葉を持ち、20フィート(6メートル)にも及ぶ密集した葉の層をなし、太陽光の80%を遮っています。これらの葉は多くの動物の温かく湿った住みかとなり、これらの動物のほとんどが、滅多に地面に足をつけることはありません。この林冠層に住むのはマーゲイ山猫、猿、ナマケモノ、コウモリ、オオハシ、オウム、ハチドリ、蛇、トカゲ、アマガエル、蟻やカブトムシなどです。これらの多くの動物は木から採れる豊富な果物やナッツ、葉などを食べて生活しています。 下層は10~20フィート(3~6メートル)ほどの小さい木や低木から成っています。この層には日光があまり当りません。多くの木が影に耐え、この層にとどまるのです;他の木は高く育ち、古くなった木の場所を占領していきます。よく見かける観葉植物は雨林のこの層から持って来られています。この層ではインコ、蛇、トカゲ、カエル、ヒキガエル、蟻、シロアリ、カブトムシや蝶などが生息しています。 林床は最も低い層です。この層には2%の太陽光しか届かないため、花を咲かせる植物はほとんどありません。ペッカリーや、バク、オオアルマジロなどの大きな動物が食べることの出来る根などを探し回っています。菌類や植物は上層から落ちてきた死骸や葉などを栄養にしています。これらの落葉落枝は多くのシロアリやヤスデ、ムカデ類、ゴキブリ、サソリ、ナメクジ、ミミズやカブトムシなどの食料にもなっています。1枚の葉の分解に、温帯樹林では1年かかりますが、熱帯雨林では6週間足らずで分解されてしまいます。 様々な植物や木は生存するために、色々な面で環境に適用してきました。鮮やかな色で、香りを放つ花は蜜を好むハチドリを引き寄せ、花粉を運ばせます。逆にコウモリを介して受粉をする花は夜見やすいように進化しました。果実の種は固くなり、猿やサイチョウ、オオハシやコウモリなどに食されても、消化されずに排出されるように進化しました。 【Getting Ready 準備する】 生徒のページのコピーを用意する。 熱帯雨林の音を集めたCDを買う、もしくは借りる。こういったCDはCDショップや本屋さんでリラクゼーション音楽として売ってあります。また、図書館でも見つけることが出来るかも知れません。クラスにCDとCDプレーヤーを持って行きましょう。 【Doing the Activity アクティビティのすすめ方】 パートA-熱帯雨林の中 1.生徒に、熱帯雨林について聞いたことがあるか聞きましょう、もしあると応えが返ってきたら、どんな場所だと思うか聞いてみましょう。色んな意見を交換した後、集めた熱帯雨林の写真を見せましょう。生徒のページにある“熱帯雨林の見本”を使って異なる熱帯雨林の層、植物の種類や特徴を話し合いましょう。 2.生徒に熱帯雨林にはどんな動物が住んでいると思うか聞いてみましょう。生徒のページにある“熱帯雨林の住人”と背景にある情報を使って様々な動物の住みかに必要な要素は何か、熱帯雨林のどの層でどんな動物を見つけるこが出来るか話し合いましょう。 3.各生徒に生徒のページ212と213のコピーを渡しましょう。熱帯雨林の住人シートから、動物を切り出し熱帯雨林の見本図の適切な位置に置かせましょう。正しい位置に配置出来たら糊付けをして、色を塗らせましょう。シートにある動物は、世界各地から集められたもので、同じ森では見ることが出来ないことを説明しましょう。 4.生徒に熱帯雨林に関する特定の人物、動物や植物に関してレポートを書くために調査と準備をさせましょう。(住人は生徒のページやその他に考えつくものから選ばせます。)また、どんな熱帯雨林でその人、動物や植物が生活しているかも描写させましょう(大陸と国名を含む)。 5.掲示板などに熱帯雨林の見本を作らせましょう。その後に適切な層に動物の絵を描いたり、貼り付けたりさせましょう。 【テクノロジーの活用】 掲示板などの代わりに、プレゼンテーションソフトを活用してスライドショーを作成したり、その他の方法を用いて熱帯雨林についての発表を他のクラスに行うことも出来るでしょう。 【Variation バリエーション】 1.生徒に熱帯雨林とはどんな場所だと思うか、どんな動物が生息していると思うか聞きましょう。集めた熱帯雨林の写真や生徒のページ213を見せましょう。それぞれの絵について、動物たちがどんな音をたてていると思うか聞きましょう。 3.熱帯雨林の音を集めたCDがあれば、生徒をきちんと座らせて数分間CDを聞かせましょう。どんな音を聞いたか生徒に聞いてみましょう。 4.生徒に熱帯雨林の音の“交響曲”を作ることを伝えましょう。 5.全員で輪になって、止める指示をするまで自分の真似をするように伝えましょう。みんなから見える位置に座り、以下の動きと音を順に行っていきましょう。 ・両手を擦り前後に揺れる(風) ・指をゆっくり鳴らし、次に速く鳴らす (最初の雨粒) ・手を叩き、リズムはばらばらに (安定した、小雨) ・太ももを叩く (大雨) ・座ったまま、速く足踏みをする (豪雨) ・太ももを叩く ・手を叩く ・指を速く鳴らし、徐々に遅くしていく ・両手を擦る 4.クラスを3組に分けます:雨、鳥そして昆虫(交響曲の異なる章のように)。生徒に自分が指揮者であることを伝えます。もし自分がその組に向けて手を上げたら、その組は音を大きく出します;もし手を下げた場合は音を小さくします。もし両手を上げたり、下げたりした場合には全組の音が大きく、そして小さくなります。 5.雨組に小雨から始めさせましょう(指を鳴らし、手を叩き、足踏みをさせます)。次に鳥組にさえずり、口笛、フクロウの鳴き声、金切り声などのなき声を出させます。 6.間隔をおいて各組の音を大きくしたり、小さくさせたりして熱帯雨林のオーケストラを指揮します。最終的には全員に大きな音を出させ、次に小さく、そしてそのまま静かにしていきます。 その後、生徒に熱帯雨林でする音(CDもしくは自分たちの交響曲)から何が想像出来たか、実際に音を出してみてどう感じたか(興奮した?怖かった?眠い?)聞いてみましょう。 パートB-鳥の移動 1.生徒に「冬に鳥が南に飛んで行くけど、どこに行ってるんだと思う?」と聞いてみましょう。北アメリカで夏を過ごす多くの渡り鳥は冬になると中南米の熱帯雨林に移動することに注目させましょう。「何で渡り鳥は毎年そんなに長い距離を移動するのでしょう?」(簡単な答えは食べ物です。) 2.生徒のページ“トロピカルホリデー”のコピーを渡し、ホンジュラスや中央アメリカで冬を過ごすバルティモアコウライウグイスについて読ませましょう。 3.生徒に世界地図を見せましょう。自分たちの住んでいる町(大体の場所)とホンジュラスを探させましょう。定規と地図の縮尺を使ってバルティモアコウライウグイスが移動する距離(自分たちの町からホンジュラスまで)を計算させましょう。その途中で、バルティモアコウライウグイスが休憩や食料の確保に使っていると思われる場所を考えてみましょう。 パートC-公園と先住民 1.以下の公法100-571からの抜粋を生徒に読んで聞かせましょう。難しい単語がある場合は説明の必要があるかも知れません。生徒は実際の文章を215ページで読むことが出来ます。 アメリカンサモアの国立公園は1988年10月に公法によって設立されました。議会がこの公園を承認した理由は“人手が加えられていない残された旧熱帯雨林の一つ” であり、“アメリカ合衆国が直接管理する最大の旧熱帯雨林”及び“絶滅が危ぶまれる大西洋オオコウモリの生息地”の保護になると考えられたからです。さらに公法では“熱帯雨林は全世界中の半数にのぼる植物や動物が生息し、科学、薬学、農業の発展に大きく貢献し、地球上の酸素の供給源でもある。これらの森を失うことは種の絶滅、生物多様性の縮小、新薬や穀物開発の可能性を狭め、地球温暖化及び世界の気候を変えうる二酸化炭素量の増加に結びつく。”と示されている。 しかし、熱帯雨林の環境保護を試みると同時に、公法では規定された村の住人が公園の資源を特定の目的で使用することを許可している。“本法施行前から伝統的に行われている公園内での必要最低限な農業的、文化的及び収穫としての使用は伝統的な方法を守り続ける限り今後も許可される。必要最低限と見なされない場合は許可されない”。 2.グループを小さな班に分け各生徒に215ページの事例研究のコピーを配りましょう。各班が状況を把握した後、以下の文を含む法案に注目させましょう:“本法施行前から伝統的に行われている公園内での必要最低限な農業的、文化的及び収穫としての使用は伝統的な方法を守り続ける限り今後も許可される。”この法案がチュイマの状況ではどのように適用されるのか話し合ってみましょう。次に各班で以下の問いについて話し合い、反応を書きとめましょう。 ・チュイマの家族が公園の資源を使用する際に行なっている伝統的な手法とは何でしょう?低木を刈るナイフ、チェーンソー、植林用の棒、トラクター、雑草除去剤、殺虫剤、釣り用の網や毒物は適当な物でしょうか? ・“必要最低限”とは辞書でどのように定義してあるでしょうか?あなたは“必要最低限”を議会法に準じて、どのように定義しますか?チュイマの家族にはどちらの定義が当てはまるでしょうか? ・チュイマの家族の農業や漁は公園に対する立法目的とどんな関連があるのでしょうか?あなたは議会が伝統的な手法の使用を制限する権利を持っていると思いますか? ・もしあなたが公園の管理者だったらこれらの問題をどのようにチュイマに書面で伝えますか?もし原住民の人たちが、あなたが思っている以上の木を切り倒し続けたらどうしますか? ・あなたがもしチュイマ家族の一員だったら、国立公園に対してどのような反応をしますか? 各班で、上記の質問についての解答が話し合われた後、その法律が1988年の制定以降変更されたか調べさせても良いでしょう。もし改定されていたら、現在のアメリカンサモアにどのような影響を及ぼしているのでしょうか? 熱帯林製品 多くの一般的な製品が起源を熱帯林にもっています(乾燥帯、湿地帯及び雨林を含む)。以下は簡単に入手出来、クラスでしよう出来るだろう製品の例です(注:“木”の項目に含まれるいくつかの木は連邦政府によって絶滅危惧種に指定されています。絶滅危惧種の最新情報についてはアメリカ合衆国野生動物機関のウェブサイトhttp://www.fws.gov/endangered を参照してください。): 木 バルサ、マホガニー、シタン、白樺、チーク 野菜やその他食べ物 ブラジルナッツ、サトウキビ糖、カシューナッツ、ハヤトウリ、チョコレート、コーヒー、きゅうり、マカダミアナッツ、マニオック/タピオカ、オクラ、ピーナッツ、ソフトドリンク(コーラ)、茶 果物 アボカド、バナナ、パンノキ、ココナッツ、ドゥリアン、グレープフルーツ、グァバ、ジャックフルーツ、レモン、ライム、マンゴ、マンゴスチン、オレンジ、パパイヤ、パッションフルーツ、パイナップル、オオバコ、ランブータン、タンジリン 観賞植物 アンスリウム、クロトン、ディフェンバチア、ドラセナ、フィドル-リーフィグ、ヤシ、パーラーアイビー、フィロデンドロン、ゴムの木、スチェッフレラ、シルバーベースアナナス、スパティフィルム、スイスチーズの木、トラフヒメバショウ 香辛料 オールスパイス、黒胡椒、カルダモン、粉末唐辛子、唐辛子、シナモン、クローブ、生姜、メース、ナツメグ、パプリカ、胡麻、ターメリック、バニラ 繊維 竹:家具、籠、コード カラムシ:布、釣り糸 ラタン・ヤシ:家具、枝編み細工、籠、椅子 ジュート/ケナフ:ロープ、黄麻布 カポック:絶縁体、救命胴衣、防音 薬剤 アンナット:赤色染料 クラーレ:手術時筋弛緩薬 ジオスゲニン:低容量ピル、ステロイド、喘息及び関節炎の治療 カシア-殺虫剤 キニーネ:抗マラリア薬、肺炎治療 レセルピン:鎮痛剤、精神安定剤 ストロファンツス:心臓薬 ストリキニーネ:吐剤、興奮剤 トゥバの根:ロテノン、のみ取り 油 ベイビーオイル:香水 カンファー(樟脳)油:香水、石鹸、消毒、洗剤 カスカリラ油:糖剤、飲料 ココナッツ油:日焼け(止め)ローション、ろうそく ユーカリ油:香水、咳止め飴 ダイウイキョウ油:芳香、糖剤、飲料 ヤシ油:シャンプー、洗剤 パチョリ油:香水 シタン油:香水、化粧品、香味料 白樺油:香水 バルサム油:糖剤、石鹸、化粧品 ユランーユラン:香水 ゴムと樹脂 チコールラテックス:チューインガム コパイババルサム:香水、燃料 コーパル:塗料と漆剤 グッタペルサ:ゴルフボールカバー ゴムラテックス:ゴム製品 バターの木油:木材塗装 【Enrichment 応用】 ・近くの動物園や植物園に行ってみましょう。これらの施設の最も重要な機能は絶滅危惧動植物の保護と展示です。パンフレットやその他の資料は一般的に各施設の教育関連部署で入手することが可能です。園長、飼育係や教育スタッフに聞けばそれぞれの種について詳しい話を聞けるかも知れません。 ・近くにあるペットショップを回り、熱帯魚、鳥、爬虫類など、どの動物が雨林に起源のある動物か調べましょう。 【安全について】 絶滅危惧種の問題があるため、多くのペットショップでは野生動物の販売はしておらず、ブリーダーが繁殖した種を販売用として扱っていることが多い。 ・植物の原始的、歴史的及び文化的な使用方法の研究分野は民族植物学と呼ばれています。アメリカ原住民やあなたの住む地域の先住民たちがどのような種類の植物を使用していたか調べてみましょう。 ・熱帯雨林製品の歴史的及び経済的重要性を調べてみましょう(ページ210の熱帯林製品の一覧を参照)。それらの製品を北米のコーンに代表される穀物と比べてみましょう。農業過程(手間をかけて行われているのか、機械化されているのか)、派生物(ヤシやコーン油など)や品質改善のために費やされる交配努力を比べましょう。これらの過程が地域環境に及ぼす影響について調べましょう。 ・校庭で植物があまり生えていない場所を探し、侵食の跡がないか見てみましょう。 ・表土の深さとpHを調べ、植生のある場所と比較しましょう。木が多く繁っている場合、大抵は腐葉土など栄養価が豊富な表土を持っています。これらを表土のとても少ない雨林と比べましょう。 ・アメリカ合衆国から熱帯雨林に移動する他の渡り鳥について調べましょう。何を好んで食べるか学び、近所で観察が出来るよう、餌場を作りましょう。 ・新聞や雑誌などから、科学者がどのように雨林で新薬や新製品を発見しようと研究を進めているか情報を集めましょう。 ・特定の雨林への想像旅行を企画しましょう。その国の旅行情報を集め、その地域を探検するにあたって出てくるだろう問題点を話し合いましょう。生態学者は林冠層を探検する独創的な方法を見つけました。その方法とは木のぼり用の器具と飛行機からのパラシュートを必要とし、そして猿にこずえから必要な標本を取ってこさせる調教を行うというものです。あなたの生徒たちはどう思うでしょうか? 【参考文献】 ルーシー・ベイカー「雨林での生活 Life in the Rainforests」Watts,1990 雨林の重要性及びそこに住む植物や動物の生活を説き、森林伐採によって雨林が置かれている状況について書いた本。Grades 2-7. ISBN:0590461311 リン・チェリーとマーク. J. プロトキン「シャーマンの見習い:アマゾンの雨林についての話 The Shaman’s Apprentice: A Tale of the Amazon Rain Forest」Harcourt. 2001 カマニャはシャーマンがアマゾンの雨林で見つけた木を治す英知を信じ、いつの日か自分も仲間を治す力が持てるようにと願っている。Grades K-5. ISBN:0152024867 リン・チェリー「大きなカポックの木:アマゾンの雨林についての話 The Great Kapok Tree: A Tale of the Amazon Rain Forest」Harcourt. 2001 この本は、カポックの木がその住人にとって何を意味しているか、雨林が世界の生態に及ぼす影響とは何かを問い、10年以上もの歳月が経った今も各地の子供たちから多くの反響を受けている。Grades 4+. ISBN:0152026142 クリスティーン・L・フランクリン「猿が帰って来た時 When the Monkeys Came Back」Atheneum Books, MacMillan.1994 コスタリカの低地で、全ての木々が伐採された時に猿が姿を消したのを忘れたことはなかった。マルタはその後大人になり、植林をし、猿たちがこの地に戻って来るのを見た。スペイン語版も出版されている。Grades K-3. ISBN:0689318073 プラット-セラフィーニとジョイ・クリスティン「雨林の散歩 A Walk in the Rainforest」Dawn.1992 雨林の変わった動物や植物について、色付でわかりやすく学ぶことが出来る本。アルファベット形式で示され、各ページでは雨林の様々な種を見ることが出来、その植物や動物についての面白い生活習慣や生息地についての記事も添えられている。Grades K-3. ISBN: 1878265539 ジェーン・ヨーレン「温室へようこそ Welcome to the Greenhouse」Putnam.1993 韻を踏み、想像力をかき立てるような魅力的な詩と共に熱帯雨林の探検をさせてくれる本。Grades K-4. ISBN: 0399223355 トロピカルホリデー 今まで見てきた中で、鳥が冬になると南に移動することを学んだと思います。でも、これらの鳥たちが一体どこへ行くのか考えたことはありますか? バルティモアコウライウグイスは毎年冬になると南に移動する渡り鳥の一種です。他の鳴き鳥と同様に、彼らは夏季に北米で巣を作り、繁殖します。昆虫や花の蜜や果実を食べるバルティモアコウライウグイスはアメリカ合衆国の北東やカナダの一部でよく見ることが出来ます。晩秋になると食べ物の確保が難しくなり、温暖な気候と食べ物を求めて、南への驚くべき旅を始めるのです。 ペンシルベニアのような場所から飛び立ち、沿岸沿いの家々や木々や高速道路などを下に飛ぶ光景を想像してみましょう。睡眠と飲食だけの目的で途中休憩し、バルティモアコウライウグイスは1,000マイル(約1,600キロ)以上もの距離をメキシコ湾にたどり着く、まで飛び続けるのです。そこから湾の最短直線距離を1晩かけて飛び越えるのです。なんと600マイルもの海上をです! ペンシルバニアを発って約2週間、彼らは最終目的地に到達します。多くのバルティモアコウライウグイスにとって中央アメリカのホンジュラスは冬の家なのです。他にもメキシコ南部、ベリゼ、グアテマラ、ニカラグアやベネズエラに飛ぶ鳥もいます。 バルティモアコウライウグイスはホンジュラスに着くと自分たちの到着を透き通った大きなさえずりで知らせます。彼らは小さなグループに分かれ冬の間を果実をや昆虫を食べ、密を飲み転々として過ごします。11月の中旬から2月にかけて、彼らは熱帯雨林の端に住んでいますが、ココアやコーヒー、バナナのプランテーションなどでも見ることが出来ます。 それほど多くの鳥が一箇所の食べ物を食べると、冬の終わりには食べ物の確保が難しくなってきます。そこでバルティモアコウライウグイスは再度長い空の旅に出るのです。 帰り道ではバルティモアコウライウグイスは多くの場合陸地の上を飛んで帰ります。メリーランドやペンシルバニアに着くまで、中央アメリカとメキシコ、テキサスを越えていきます。その頃には北米にも春が訪れ、バルティモアコウライウグイスは驚異的な長旅を終えるのです。 バルティモアコウライウグイスのような鳥は北米で繁殖し、アメリカ合衆国の南部やメキシコ、中央・南アメリカで越冬することから新熱帯渡り鳥と呼ばれています。333種もの鳥がバルティモアコウライウグイスと同様にこのルートを季節によって移動するのです。 これらの鳥は夏季の豊富な餌場や冬場の餌場(到着地とその道筋)に依存しています。 想像するのは難しいかも知れませんが、春や夏に窓の外を飛び交う鳥の多くが熱帯雨林なしには生息出来ないのです。
Activity 89 木が大切なたくさんの理由Trees for
Many Reasons 翻訳 かくた 『ローラックス』や『木を植えた男』などのお話を読むことで、生徒は自然資源を保全することの重要性を確認する。 Objectives ■ 生徒は自然資源に関連するフィクションについて話し合い、分析する。 ■ 生徒はその物語の中心となるアイデアのどこが自然資源の保全や賢明な活用につながっているかを決定する。 Assessement ■ それぞれの物語の最後にある質問に対する答えを生徒の物語に込められた環境メッセージに対する理解力の評価に使う。 ■ 【テクノロジーの活用】生徒に二つのお話に含まれている中心のアイデアを示すプレゼンテーションを作成させる。 Background背景 家庭や学校を見回せば、たくさんの物が木で作られていたり、森林資源で作られていることに気づきます。木々は製品にされたものも、わたしたちの生活に大切なものですが、自然環境にあっても、酸素、土壌保全、美、植物や動物の生息地として重要なのです。 人間は、薪、隠れ家、道具、紙、その他のニーズを充たすものとして木々に依存してきています。世界の多くの場所で、木々は適切な植林なしで、伐採されています。この森林破壊のプロセスは地域あるいは地球規模での環境に影響を与えます。 Getting Ready 準備する 生徒に朗読してあげるために『ロラックス』あるいは『木を植えた男』のいずれかを手に入れる。どちらもビデオでも入手できる。Part Aのバリエーションのために、質問を一つずつインデックスカードに書いておく。Part Bの質問についても同様に準備する。 Doing the Activity 進め方 Part A The Lorax 1.ロラックスを朗読するかビデオを見せる。 2.生徒に物語の主なアイデアをリストアップさせる。 3.彼らに次の質問に対する答えを考えさせる。 ■ なぜOnce-lerはあんなことをしたのだろうか? ■ 環境にどのような変化があったか。 ■ Thneedsを会社が作る前の環境はどんなだったろうか。その後はどうなっただろうか。 ■ 一人の人が環境を救う、あるいは破壊するためにできることについての著者のメッセージは何だろうか。 Variation バリエーション 1.生徒の生活に必要なもので、自然資源から作られたものは何か、たずねる。木々や、水、空気、鉱物、など。ロラックスを朗読する、あるいはビデオを見る。 2.クラスを6つのグループに分ける。それぞれのグループに、質問を書いたインデックスカードを一セットずつ渡す。それぞれのグループで質問について話し合い、答えを書き留め、全体に発表する準備をする。 ■ Once-lerはどのようにして会社が自然資源を保全するように、Thneedsを作るために木々を枯渇してしまわないようにしたか。すべての木々を「破壊の斧from axes that hack」から守ることは必要だろうか。 ■ UNLESSという言葉でOnce-lerが意味したことは何だろうか。「あなたのような誰か」がとらなければならない責任というのを彼はどのようなものと考えているだろうか。今日、わたしたちが未来のさまざまな用途のために木々が役立ち続けるためにすべきことは何だろうか。 ■ Once-lerの、物語の最初の態度と最後の態度を比べてみよう。 ■ Once-lerは彼の行動を「もし、わたしがやらなくても、誰か他の人がやっている」と説明している。これは、いい言い訳だと言えるだろうか。 ■ Loraxは木々の代弁者だという。これはどういう意味をあなたにとって持っているだろうか。Loraxは物語の最後にはどんな態度になっているだろうか。 ■ Dr. Seussがこの説話を書いた意図は何だろうか。(説話というのは、教訓を含んだフィクションのこと) 3.グループで話し合った後、それぞれのグループから問いと答えを発表してもらう。生徒は同意したり、反対したり、意見を追加したりできる。 Part B 木を植えた男 1.物語を朗読する。あるいはビデオを見る。生徒に、物語の主なアイデアは何か、質問する。発表されたアイデアを板書して、次の質問について全体で話し合う。 ■ Eleardはなぜこんな行動をとったのか。 ■ 物語の語り手は、訪ねるごとの変化をどのように感じているか。 ■ Eleardが木を植える前の環境はどんな様子だっただろうか。植えた後はどうか。 ■ 一人の人が引き起こすことのできる変化について、著者のメッセージは何だろうか。 2.クラスを6つのグループに分ける。次の文章が書かれたインデックスカードを一枚ずつ、グループに渡す。それぞれのグループはその文章に賛成か反対かを決める。 賛成ならば、その理由を三つあげ、現実の生活の中でそれが本当であることを示す実例をあげること。もし反対なのであれば、その理由を述べて、合意できる文章に変更すること。 ■ 自然のバランスは地球のすべての生き物にとって重要であり、簡単に破壊できる。 ■ 人間は自然資源についての決定において、自然から切り離されたところにいるわけではない。 ■ 考えなしにとられた行動、無計画な行動は破壊的な結果になる。 ■ 自然資源は無限ではないし、長期的に管理されなければ、使い果たしてしまう。 ■ それぞれの人間は、資源を保全し、環境を守る責任がある。 ■ 消費者は生産者が環境に優しい方法で製品を作ることを要求すべきである。 3.生徒が話し合ったあとで、それぞれのグループから文章とそれに対して話し合った答えを発表してもらう。そのグループが全体の討議を進行し、クラスメイトから賛成、反対、追加のアイデアなどを引き出して行く。 Enrichment 強化 応用・発展 ■ 一人であるいは小グループで、生徒にLoraxのsequel続きを文章やイラストで書かせる/描かせる。続きにはTruffulaトリーが植林と適切なケアで戻ってくるところなどが含まれるだろう。続きは、会社の新しい管理職が環境を維持しつつThneedsを製造し続けるために何をするか、を含むかもしれない。 ■ sequel続きの作成が終わったら、次の質問を、学年の上の生徒にはする。 ➢もとのLoraxのお話も、あなたのお話も、産業の様子を正確に伝えているか。 ➢オリジナルとあなたの物語とどちらがあなたの住んでいる地域の人々の態度を表していると思うか。 ➢あなたのsequelで提案されている行動は、質のよい環境にとってどのような社会的経済的意味をもっているだろうか。例えば、環境保全のためのコストを払うのは誰だろうか。 ➢これらの行動が不成功に終わった場合、誰が環境破壊の対価を払うのか。 ➢もし、Truffula Tree Companyがやらなければ、Thneedsを供給するのは誰だろうか。 ■ 生徒にLorax の主な出来事を準備させる。それから、物語の中の登場人物と自然資源の関係をチャートにさせる。
Activity 81 Living with Fire 野火をコントロール
翻訳かくた 生徒は火が燃えるための3つの要素について学び、野火の予防と管理に活用される”炎のトライアングル”を理解する方法を見つけます。 Objectives ■ 生徒は炎のトライアングルの三つの要素を描写し、それらの要素の一つあるいはそれ以上を排除することで火災が制御できることを説明する。 ■ 生徒は野火が住宅に与えるリスクを削減する方法を描写する。 ■ Assessment Opportunity ■ 生徒に野火についての絵本を作成させる。吹き出しセリフのない漫画のような。絵の中には少なくとも、次の10個の要素は入っていなければならない。野火の前の様子、燃料、発火(自然なのか、人間由来なのか)、火災予防ガイドラインに沿った構造物などの有無、火災を止めるために、炎のトライアングルのどの部分が取り除かれたか。 Background背景 火災はほとんどの森林生態系において、自然な出来事です。森林によっては、栄養分を土壌に還元するために、火災に頼っています。火災は、ある種の樹木にとっては、ライフサイクルの必要不可欠な部分です。樹種によっては、松ぼっくりが開いて種を放出するのに火災の高温が必要であったり、火災によって樹冠に空隙ができ、日の光が入ったりすることが必要なのです。 生態系的な視点からは、火災は「良い」も「悪い」もありません。火災は、雷が乾燥して燃料に落ちることで自然に発生します。火災は、人間が意図的にあるいは事故で引き起こしたりもします。 火災は、熱と酸素と燃料によって燃えます。これらの三つの要素は「炎のトライアングル」として知られています。最初、熱が、雷、マッチ、火花などの発火源によって供給されます。燃料には、乾燥した木々、枯れ木や枯れ枝、落ち葉、乾燥した草などか当たります。酸素は空中に存在します。もし、これらの要素の一つでも取り除けば、燃焼は起こりません。 天候の条件が、いつ火災が起こり、どのように拡大するかについて大きな影響を持っています。高温と乾燥した風が、森林の木々や草を乾燥させ、火災に燃料を供給します。風が強ければ強い程、植生から湿気が蒸発し、火災の広がりは速くなります。米国南西部においては、三月、四月、五月が「火災シーズン」と呼ばれていて、75%の森林火災がこの時期に起こっています。西部では、火災シーズンは、一年の中での乾燥期、六月から十月まで続きます。そして、北東部においては、火災シーズンは三月から五月、そして秋の落ち葉の時期です。野火は燃料が湿気ていたり、冷たかったりする場合は起こりません。 火災はアメリカインディアンの文化において、また世界のその他の文化において、重要な道具でもありました。部族によっては、プレイリーに火を放ち、新しい芽生えが狩猟動物を引きつけることを利用していました。伝統的に、火災は、狩猟動物をおいたて、望ましくない動物を排除し、作物の成長を促進し、森林を開くために使われてきました。 時とともに、火災の制御の方針と技術は変化してきました。処方箋に従った燃焼(専門家による、時期と天候条件などが定められたケース)は、森林地帯の再生、野生生物の生息地の造成、土着種の保護、昆虫や病気のコントロール、燃料になりうるものを燃やしてしまう事で、将来的な発火のリスクを減少させるなどの目的があります。 米国では、都市近郊部から地方の野生地への人口移動が続いてきました。この人口移動は、野生地と住宅地の接点、開発されていない地域に人間の構造物や開発が介入していく地域において増大しています。 森林や野生地の中に、住宅その他の人間の構造物が増えることで、野火が人間の命と構造物の双方を脅かします。野火は、住居も草木も燃料にすることができるからです。この接点における野火の制御は、より複雑で難しい作業となるのです。野生地-住宅地インターフェイス地点において、野火を予防、制御、制圧することは、より大きな課題になりつつあるのです。 火災に関するさらなる情報については U.S.Bureau of Land Management’sBurning Issues CD (ordering information is listed on the PLT website atwww.plt.org). を参考にしてください。このインタラクティブCDから生徒は野火のことを学ぶ事ができます。PLTのサイトを参考にしてください。 Getting Ready 準備する Part Aのデモンストレーションのための素材を準備する。地域の消防士あるいは火災に関係するフォレスターを学級に招待する。 Part Bのために、次の燃料を半分ほど入れたブリキ製のバケツを準備する。 #1いろいろなサイズの枝、落ち葉、松葉(常緑のもの) #2いろいろなサイズの枯れ枝、枯れ落ち葉、枯れた松葉 #3事前に水で湿らせたいろいろなサイズの枯れ枝、枯れ落ち葉、枯れた松葉 #4燃料となる枝や木材、すべて直径が大きいもの #5燃料となる枝や木材で、一部燃えたもの。(暖炉やたき火から取り出したもの)完全に燃えきったものではない。 【安全への配慮】 ブリキ製のバケツは、戸外で、引火する恐れのない地面(コンクリート、アスファルト、裸地)に、自動車、建物、乾燥した植生などから離して置くこと。水と消化器をそばにおき、いつでも火を止められる準備をしておく。お手伝いをしてくれる成人を一人つけておく。安全ゴーグルをつける。 Part CのためにはFire Tagのための素材を準備する。 Doing the Activity 進め方 Part A 炎のトライアングル 1.生徒に「火が燃えるのに必要なものは何か。それらの内、一つでも欠けたらどうなるか」を質問する。 2.生徒用ページ「炎のトライアングル」のコピーを配布する。ワークシートを読ませ、一人ひとり作業させる。全員が終わったら、全体で、火が燃えるには何が必要かを確認する。黒板に炎のトライアングルを描く。 3.炎のトライアングルのそれぞれの要素の働きを、小さなろうそくで実演する。 ➢熱 ろうそくを空き瓶の蓋に粘土で立てる。テーブルの上に置く。熱がなければ、火はつかないことを確認する。 ➢酸素 空き瓶を逆さにして、蓋にしめつける。空き瓶の中の酸素がつきたら、火炎は消える。火をコントロールするには、酸素を断つことが一つの方法であることを示す。 ➢酸素 空き瓶を開けて、ろうそくに再び火をつける。また、蓋をする。火炎が消え始めたら、蓋を開ける。火炎は再び勢いを取り戻す。これは風が新たな空気を運んできた時に起こることだということを説明する。再び着火したり、制御が不可能な状態になったりする。 ➢燃料 蓋を完全に開けて、ろうそくが燃え尽きるまで燃やす。どのぐらいかかるか測らせる。燃料がなければ火はつかないことを確認する。 ➢燃料 木製のマッチと紙製のマッチを、粘土の上に立てる。どちらが長く燃えるか、観察する。燃え方はどう違うだろうか。火災の制御の第一は、燃料となるものを取り除くことだということを説明する。そうすれば、火災は起こらないし、燃え方の激しさを減らすことができる。 ➢燃料と酸素 マッチの火を水で消す。火に水をかけるのは、熱と酸素を奪うことになることを説明する。 4.地域の消防士やフォレスターに、火災を止めるために使われるドヴグループや技術を話してもらう。それぞれを炎のトライアングルに関連づけてもらう。火災予防の方法も話してもらう。 Part B 野生地と住宅地のインターフェイス 1.生徒に、都市の人口が増大することで、都市近郊の境界が野生地に広がって行く事を指摘する。より多くの人々が森林地域や草原に住宅を建設している。生徒に「森林地帯に住む事のリスクは何だろうか」を尋ねる。(火事、も含まれる) 「これらの接点において、人々は火災のリスクを下げるためにできることは何だろうか」「住宅の周りにある燃料が、火災のリスクにどのように影響するか」など。 2.生徒を戸外に連れ出し、準備した五つのバケツを見せ、それぞれの中身を説明する。それぞれのバケツで火を燃やそうと思うが、どのバケツが火がつきやすい、つきにくいと思うか予想させる。 3.マッチをつかって、それぞれのバケツに火をつける。準備するで示された安全ガイドラインを守る。結果について話し合う。燃料の違いが、燃え方にどのように影響しただろうか。どのような植物素材を、接点における住居まわりに植えるのがいいだろうか? 4.「あなたの家を火災から守る」のコラムの情報を使って、生徒に地域の住宅を守るための方法をリストにすることを手助けする。 5.個別の生徒あるいはグループで、火災対策ができている住居をデザインさせる。画材を使って絵を描いたり、モデルを作ったりできる。学級で共有する。どの部分が火災予防策であるか、指摘する。 Part C Fire Tag このゲームは、木々が火災でどのようなダメージを受けるか、どうすれば火災から守ることができるか、木々がどのように回復するかを示している。 1.木々を燃やす野火になる子どもを一人選ぶ。赤いヘアバンドをつけさせる。 2.スモーキーベア・レンジャーになる子どもを四人選ぶ。緑のヘアバンドをつけさせる。レンジャー一人ずつに五つの「火災予防」ネックレスを配る。(準備するを参照すること) 3.残りの子どもたちは、木々になる。部屋の中で、バラバラと散らばって、立つ。 4.スモーキーベア・レンジャーは、部屋の真ん中の「野火」の周りに集まる。 5.ゲームは、誰かが「火事だ」と叫ぶところから始まる。野火は、木の手をつかみに走り回る。手をつかまれたら、木は野火の一部になる。そして、野火といっしょに次の木の手をつなぎにいく。そのようにして野火が広がって行く。 6.同時に、スモーキーベア・レンジャーは火災予防のネックレスを木々にかけていくことで、木々を守る。彼らが守ることができるのは、まだ野火に捕まっていない木々だけだ。 7.木にネックレスがかけられたら、守られている木々同士が手をつないで、「防火壁」を作る。(火が通り抜ける事のできない防御線) 現実には、これは湿った土地、あるいは裸地を作ることである。 8.野火に燃料がなくなると、火は消える。(野火の生徒は手をだらりと下げて、直立する。豊かになった土壌に新しく生えてきた木々を表現する。)再び、森が始まる。 9.解散する前に、スモーキーベアのスローガンの意味を考える。「森林火災を予防するのは君だ」また、彼らが、これはゲームであることを理解させる。「火事だ」という叫び声は、他の場合にはとても深刻に受け止められることを伝える。 Enrichment 強化 応用・発展 ■ 【テクノロジーの活用】生徒にインターネットで、地域の森林火災、草地火災の原因を調べさせる。州の森林局あるいはUSDAの森林局の州支局などを調べてみる。原因別の割合などを円グラフにまとめる。もっとも多いものはどれだろうか。もっとも少ないのはどれだろうか。 ■ 【テクノロジーの活用】生徒に、ここ数年の米国における処方箋のある火入れと野生地での火事について、数、規模、コストを比較させる。これらの統計は、全国総合火災センターから入手できる。www.nifc.gov. 分析の手助けになる円グラフやグラフを作成する。 生徒用ページ 炎のトライアングル ワークシート 1.火が燃えるには、熱、燃料、酸素が必要です。これは「炎のトライアングル」として知られています。三角形を下に書き込み、三点のそれぞれに名称と絵を書き込みましょう。 2.最初に、発火によって熱が供給されます。自然のものもありますし、人間の場合もあります。それぞれについて、二つずつ、事例をあげましょう。 3.火が燃えるには燃料が必要です。森林にある、燃料となる可能性のあるものを三つあげましょう。 4.酸素は空気中に含まれています。火事が発生するかどうか、広がるかどうかに、天候は大きな影響を持っています。気温が高ければ、そして風が乾燥していれば、燃料、湿気、酸素に影響し、激しい火災の条件となります。燃料に対して乾燥した風がその燃えやすさに影響することとは何でしょうか。 5.もし、あなたが熱、燃料、酸素の三つの要素のいずれかを取り除けば、火は燃えません。消防士が炎のトライアングルのいずれかを取り除くために行う方法をいくつかあげましょう。
生徒用ページ
木のてっぺん谷 昔、太平洋岸北西部地域にある美しい緑の谷の入り口に、男の子と女の子が両親と暮らしていました。名前をサラとジョンと言いました。 谷は常緑樹でおおわれていました。彼らの住んでいる丸太小屋の上にもおおいかぶさっていました。サラとジョンは森が大好きでした。毎日、彼らは探索に出かけました。森の涼しい小川を渡ったり、巨大な針葉樹の下に小道を作ったりしたのです。 家の近くの丘の頂上でピクニックをするのも、好きでした。そこからは、谷に生えている大きな木のてっぺんが見渡せるのでした。 ある日、丘の上で過ごしているとき、彼らは谷に名前をつけようと思いました。「木のてっぺん谷」という名前にしました。 それから暑い夏のさなかに、すべてが変わってしまいました。かみなりで、森に火がついたのです。幸運なことに、風が吹いてサラとジョンの家は火から守られました。しかし、火事がおさまった時、木のてっぺん谷が焼けてしまったことがわかりました。すべての木が焼けてしまったのです。森の地面に生え始めていた若木も燃えてしまいました。残っているのは焼けこげた木々だけでした。 二人は泣き出しそうでした。サラは、「見ていられないわ。わたしたちの美しい森は永遠に失われたのよ。もう二度と丘の上には行きたくない。」と言いました。火事の後、家族は、他の家族が住んでいる町に引っ越しました。子どもたちもたくさんいて、二人には新しい友達ができました。 火事から五年後に、彼らのお父さんが言いました。「谷をたずねてみないか? もう一度見てみるのもいいんじゃないか。」 サラとジョンは、行きたくありませんでした。彼らは火事の後の森の光景を覚えていたのです。しかし、彼らは同意し、ある日、家族は馬に鞍をつけて、谷を上って行きました。 なんという驚きだったでしょう! 火事の後、いろいろなことが起こっていたのです。風が種を谷に運んできました。鳥が空中から種をおとしました。種が芽生えていました。いまや、焼けこげて何もないところから、コケや植物、芝やシダなどがありとあらゆるところに茂っています。子どもたちは、木のてっぺん谷について、気持ちがよくなって、帰って行きました。 何年も立ちました。サラとジョンも、大人になりました。町も大きくなりました。ジョンは先生になって、町の作った学校で教えていました。 サラは、探鉱者=プロスペクターになろうと思いました。人々が、北部で金を発見したという話しをよく聞いたのです。サラは、装備品を買って出かける準備をしました。ジョンには手紙を書くことを約束しました。 ジョンはサラから何ヶ月も手紙をもらいませんでした。とうとう、一通の手紙が来ました。手紙でサラは「北に向かう途中、木のてっぺん谷を通りました。いまや谷がどんな風になっているかを知ったら、あなたは驚くと思います。わたしたちのあの懐かしい小屋はまだありましたが、すべてが変わってしまっています。谷は木いちご類の灌木でおおいつくされていたのです。わたしはお腹がいっぱいになるまで、食べました。」 手紙を読んでジョンは考えました。「ぼくに子どもが生まれたら、谷に木いちごつみに出かけよう。楽しいだろうなあ。」 しばらくして、ジョンは結婚し、上の息子が10歳になった時、このことを思い出しました。ジョンは家族を連れて木いちごつみに出かけました。谷は子どもたちの気に入りました。しかし、木いちごはどこにもありませんでした。灌木はなくなっていたのです。 谷は落葉樹でおおわれていたのです。ジョンはサラに手紙を書きました。「谷には葉っぱをたくさんつけた木がたくさんありました。針葉樹の若木も見かけたなあ。葉の広い木々がかげになって灌木が育たなくなったんだね。あの木がなんと呼ばれているか知らないが、谷は緑に戻っていたよ。」 何年も立ちました。ジョンの子どもたちが成長して、家族を持つようになりました。ある夏、ジョンが75歳の年に、サラから手紙が届きました。(ボックス参照) 何年も立ち、火事が木のてっぺん谷を焼きつくしてから、100年が立ちました。 ある日、ジョンの孫娘、ジェニファーは古い手紙を読んでいました。サラが最後に木のてっぺん谷を訪れてからジョンに書いた手紙を見つけました。 ジェニファーは夫に言いました。「これを見て。わたしのおじいさんの手紙だけれど、姉のサラからのものよ。木のてっぺん谷という場所についてなの。わたしたちでこの場所を探しましょうよ。」 彼らは、探しました。そして、ジェニファーとその夫は谷を見つけたのです。サラとジョンがピクニックをした丘まで見つけたのです。 丘から、彼らは、背の高い針葉樹が谷をおおいつくしているのを見ました。丘から降りて、高い木々の深い木陰を楽しみました。高くそびえ立つ木々の間に、ジェニファーと夫は、森がいつもこのようではなかった証拠を見つけました。サラとジョンが目撃したような木のてっぺん谷の変化を、見ることが、ある日再びあるだろうかと、彼らは思いました。 懐かしいジョンへ 子どものころ、大好きだった木のてっぺん谷のこと、覚えていますか。先月、わたしはあそこを再び訪れました。年老いて、旅することができなくなる前に行っておこうと思って。長い時間かかったけれど、大丈夫でしたよ。あなたもあの谷を見たら、とても喜ぶと思いますよ。美しかったです。 あなたが最後にたずねたときは、葉の茂った木々でおおわれていたと言っていましたね。もうほとんどありません。いまや谷は若い針葉樹でうめつくされています。どうなるかなんて誰にもわからないけれど、ひょっとすると、わたしたちの孫は、わたしたちが見たような木のてっぺん谷を再び見ることができるのかもしれませんよ。 愛をこめて サラ
Activity 80 植生の遷移
遷移(うつりかわり)は、森や他の生態系で永年引き継がれている変化のパターンです。このアクティビティで生徒は、継続性に関する物語を読み、植物と動物と生態系の連続する過程の関係を調査します。 目標 ■ 生徒は、生物種の多様性と生態系の変化についての基本的な関係を探究する。 ■ 生徒は、動植物の種類によって、生態系の継続的な変化の段階を確認できる。 ■ 生徒は、遷移の過程について、さまざまな段階にある調査地を検証することで、結論を導き出す。 評価の機会 ■ Part Bでは、生徒が地形、非生物、植物や動物についての書かれた、あるいは見ることのできる特徴を、正確に描写し、ノートをとり、地図を作成する能力を見る。この概念についての理解を評価するためには、地図に現れた遷移の諸段階についての特色を見る。 ■ Part Cの観察時間が終了したところで、生徒にすべての三つの場所で起こっていること、観察できたことのまとめを作成させる。ライフサイクルや植物の成長、妨害する要因、動物の生息をしめす証拠についての記述をチェックする。 Background背景 かつて有名なフランス人作家はこう言いました。「人生において確かなことは変化だけだ」と。この著者は植物のことは考えていなかったのでしょうが、この単純な引用は森林やフィールドについても当てはまるのです。わたしたちの日々の生活が思わぬ出来事で変化してしまうのと同様に、生態系には、その構造や植生の構成を変えてしまうような変化をおよぼす妨害要因があります。 この植生の構成の時系列的変化をしめす科学的な用語は「succession遷移」です。遷移に対する妨害は、一次的なものと二次的なものに分けられます。Primary succession一次的遷移というのは、真っ白なキャンバスから始まるようなものです。植物、動物、その他の生き物が、それまでに植物も土壌生物もいなかったところに、移動してきます。例えば、氷河が溶けたあとにむき出しになった岩や、火山の噴火で溶岩が流れ出し、冷めたところなどです。第一次生物(パイオニア生物と呼ばれています。) は厳しい条件で生長することができなければなりません。導管のない植物、例えばコケや地衣類などが、そのような場所で最初に生長します。というのも、彼らは水や栄養を得るための根を伸ばす必要がないので、土壌ができていないところでも生きれるからです。だんだんと、何百年もかかりながら、あるいは何千年もかかりながら、土壌が形成され、まわりの植物が生えている地域から、種が飛んできたり、拡散されてきて、根を張り始めます。これらの初期種は草本類(樹木ではなく)で、太陽の好きな、成長の早い一年生のものがほとんどです。一年で実をつけ、広がるからです。その場で得られる、太陽の光、水、栄養などを求めて、樹木よりも優位にたてます。しかし、徐々に、これらの植物は条件の変化(例えば、生長が密になり、日陰になってしまうとか、) あるいはより成長の遅い種に負けてしまった結果、植生が変化し、樹木に取って代わられるなどによって、生える場所が変わるかもしれない。コミュニティの構造は、ある樹種が上層部あるいは樹冠を独占するようになると、もっと戦略的なものになっていきます。場の条件次第では、日陰に強い木々が樹冠の下層部を形成するかもしれません。そして、灌木や草本類が地表近くの層を成すこともあるでしょう。 森林生態系が植生の最終地点であるように思えますが、実際には、木が倒れて樹冠に空間が生じるというような比較的小規模な妨害やあるいは何百エーカーもの森林に影響を与える野火やハリケーンなどの大規模な妨害も変化につながります。土壌と植生がすでに存在していた場所での遷移は二次的遷移と呼ばれます。土壌の形成はすでにはじまっており、植物の成長につながる種や苗木がすでに存在します。さらに、小規模な妨害の場合には、樹冠の下に育っていた樹木が「解放され」空白に伸びて行くかもしれません。妨害のタイプ、時期、衝撃度、現状の植生などが場の条件に影響し、その結果、その後そこにどのような植物が成長し、成功するかの鍵を握ります。妨害は、森林の木立で見いだせる植物種の年齢、多様性に影響します。 植物のコミュニティが時とともに変化するにつれて、野生生物の種が手に入れられる食糧や住処も変化します。異なる野生生物の種が入手可能な資源をうまく最適化できるかどうかが、これらの種の多様性と数を決定します。また生態系の変化が構造と構成において起こるにつれて違ってきます。雑草がしげっている場所は種や果実が多いので鳥類を呼び寄せます。樹種がちな植生や木立では営巣のための保護とシェルターを提供するでしょう。 小規模の場合は、毎日のように景観を妨害するものを目撃することでしょう。耕された農地、刈り込まれた公園や芝生などは、植生の生長を一定に保つように手入れしているのですから。しかし、大規模には、遷移が起こるような時間の流れの中でわたしたちが見ている風景がまったく違っていたというようなことは信じがたいことでしょう。例えば、米国東部においてはほとんどの木々は木材のために伐採され、農地のために切り払われました。農地が休耕されて、土着の植物がゆっくりとおなじみの場所へ戻ってきました。もし、わたしたちがもっと長い時間の流れをふりかえれば、科学者たちが種銀行によって、氷河や気候変動、大陸移動などによる森林構成の大きな変化が発見できるでしょう。小規模から大規模、過去から現在までの妨害を研究することで、わたしたちは、遷移というものは、まことに、現在進行形の、あるいはサイクルのような、どの生態系でも起こっているプロセスであることがわかるでしょう。 Getting Ready 準備する Part Bのために、遷移の段階を忌めしている場所を探しておく。あるいは自然環境への遠足とからめてこの活動を計画しておく。もし、遠足や散歩が無理ならば、遷移のさまざまな段階の写真を使おう。生徒用ページからの写真、雑誌、あるいは土地利用計画局からの土地利用の写真などを活用する。生徒用ページのコピーを準備する。 Part Cのためには、学校内や近隣の場で、1マイル四方(10.75平方フィート)の実験場を確保する。一番目は、踏みつけられたことのない黒い土地。二番目は踏みつけられていないが、定期的に芝刈りが行われ、水やりもされている芝生。三番目は、あなたがフェンスで囲って、立ち入りを禁止し、何も手をつけない場所である。(芝刈りも、水やりも、肥料もやらないこと。) 注: あなたの学校の管理営繕担当の人と、この三番目の場所を手つかずにしておくことの確認をしておくこと。 Doing the Activity 進め方 1.生徒に森林が時を経て変化していくことを表現する方法を考えさせる。 2.生徒用ページの最初のお話を読み聞かせる。(あるいは生徒に読んでもらう。) お話の段落ごとに小休止し、生徒にその段階の絵を描かせる。読み終わった後、絵に現れた変化について話し合う。(焼かれた森林は、ゆっくりと元通りに成長し、人々は大きくなり、年老い、死に、子どもを持ち、孫を持ち・・・・) 3.生徒用ページの二ページ目にある遷移の段階のコピーを配る。生徒に、森林という場所で、典型的な遷移がどのように起こるかを見させる。どのようにそれぞれの遷移の段階に、特徴的な植物や動物がいるかを示す。森林が「究極」の地点に至ったと思える時でも、小規模な、または大規模な妨害はそれでも起こるし、森林の多様な木立に、植物のコミュニティや生息地のタイプの多様性をもたらす。 4.グループに分ける。OHTとマーカーを使って、それぞのチームは遷移を示す絵を描く。 ■ 8と1/2インチかける11インチ(21.6センチかける28センチ)の白い紙に、妨害を受けた場所の基本となる絵を描く。(野火な焼かれたとか、ブルドーザーでならされたとか) ■ 8と1/2インチかける11インチ(21.6センチかける28センチ)のOHPに描いた絵をかぶせる。植物の成長が描かれている。 ■ 例えば、基本となる絵には木の切り株の残る、黒くなった土地が示されている。(動物の足跡が通っているかもしれない。) ■ OHP1には、草や花が描かれている(種が風や動物で運ばれて行く)、そして、小動物が戻ってきている。 ■ OHP2には小さな灌木群、もっとたくさんの動物がいる。 ■ OHP3には若い、小さな木々と、特徴的な動物がいる。 ■ OHP4には、十分に大きくなった次子と特徴的な動物。重ねたOHPを基本となる紙にホッチキスで止めさせる。 ■ OHP5は再生を改変する小規模、あるいは大規模な妨害を示す。 5.最後に、それぞれのチームは自分たちの絵を発表し、それぞの段階で起こっていることを説明する。 Part B – in the Fireld 1.生徒を、植生のコミュニティの複数のタイプのあるフィールドに遠足に連れて行く。(例えば、樹木が生えている都市公園など) 植生が変化しつつある場所を探させる。生徒に、草や木々の名前については気にかけないで、そのタイプに着目するように伝える。(例えば、草、草本、灌木、樹木など)。動物の印や音にも気をつける。自然な遷移を変更した妨害の後にも気をつける。(土壌流出、わだち、火、建設など)。次のような構成物にも注意することができる。(注: 行った場所にこれらすべてのことがあるわけではない。) ■ 草や草本類のみ ■ 草、樹木、草本類 ■ 草と灌木、若い苗木(幹が半インチ以下、1.3センチ) ■ コケや地衣類と、若木(幹が半インチから2インチ、1.3センチから5センチ) ■ 成熟した樹木(幹は2インチ以上、5センチというのが、樹冠のもとにある場合も。) 2.グループを呼び集め、見学した場所での遷移の段階の証拠を共有する。いま観察できている植生を妨害するかもしれない要因を考える。病気、虫、野火、風、雷、汚染、干ばつなど。 3.三人一組のグループに分ける。生徒に調査地の地図を作らせる。大木、交差点、駐車場、小川、などのランドマークを載せること。前段階で同定した遷移の各段階にある場所を地図におとす。 Part C あなたの裏庭で 1.生徒に、学校の芝生でも、注意深く観察すれば、どのような変化が見られると思うかたずねる。芝生が刈られ続けた場合とそうでない場合、起こるかもしれないこと、起こらないかもとれないことは何だろう。 2.生徒に、三種類に分けられた場所を示す。(準備するを参照) 生徒にそれぞれの場所の共通点、異質点を書き留めさせる。どのような変化が起こると思うか。 3.【テクノロジーの活用】例えば一年間というよな長期間にわたって、これらの三つの場所について、生徒に定期的に観察日誌をつけさせる。一週間に一回など。絵や写真を使う。カメラの位置は地面につけておく。毎回同じ場所から撮影する。写真記録は学級に貼り出す。あるいはプレゼンテーション・ソフトを使って、スライドショウを作ってもいい。写真には次のようなものが写っているとよいだろう。 ■ 植物のタイプ(変化を記録する) ■ 植物の成長率(大きさをはかり、グラフにする。) ■ 植物の密度の変化(平方メートルごとの茎の数) ■ 種の構成の変化(ある種はどんどん数が増え、他の種はそうでもないなど。) ■ 新しい種の植物 ■ 動物や人間の印 4.それぞれの観察の後、生徒にはっきりとして遷移の証拠は何か、三つの場所における種の共通点と異質点を一般化させる。壁に観察のグラフを張り出す。 Enrichment 強化 フェルトで表現 それぞれの場所に一つチームを割り当てる。チームで異なる色のフェルトを使って、調べてみた植物や動物を切り出す。短いストーリーをつける。大きなフェルトのボードを準備する。下三分の一は茶色(地面)、上三分の二はブルー(空)。チームごとに、それぞれの動植物をそれぞれの場所にはりつける。(フェルトはフェルトにくっつく。)学級で、遷移のストーリーを再現する。彼らが創りだした生態系に対する小規模な、あるいは大規模な妨害がありえることを伝える。
Activity 80 植生の遷移
遷移(うつりかわり)は、森や他の生態系で永年引き継がれている変化のパターンです。このアクティビティで生徒は、継続性に関する物語を読み、植物と動物と生態系の連続する過程の関係を調査します。 目標 ■ 生徒は、生物種の多様性と生態系の変化についての基本的な関係を探究する。 ■ 生徒は、動植物の種類によって、生態系の継続的な変化の段階を確認できる。 ■ 生徒は、遷移の過程について、さまざまな段階にある調査地を検証することで、結論を導き出す。 評価の機会 ■ Part Bでは、生徒が地形、非生物、植物や動物についての書かれた、あるいは見ることのできる特徴を、正確に描写し、ノートをとり、地図を作成する能力を見る。この概念についての理解を評価するためには、地図に現れた遷移の諸段階についての特色を見る。 ■ Part Cの観察時間が終了したところで、生徒にすべての三つの場所で起こっていること、観察できたことのまとめを作成させる。ライフサイクルや植物の成長、妨害する要因、動物の生息をしめす証拠についての記述をチェックする。 Background背景 かつて有名なフランス人作家はこう言いました。「人生において確かなことは変化だけだ」と。この著者は植物のことは考えていなかったのでしょうが、この単純な引用は森林やフィールドについても当てはまるのです。わたしたちの日々の生活が思わぬ出来事で変化してしまうのと同様に、生態系には、その構造や植生の構成を変えてしまうような変化をおよぼす妨害要因があります。 この植生の構成の時系列的変化をしめす科学的な用語は「succession遷移」です。遷移に対する妨害は、一次的なものと二次的なものに分けられます。Primary succession一次的遷移というのは、真っ白なキャンバスから始まるようなものです。植物、動物、その他の生き物が、それまでに植物も土壌生物もいなかったところに、移動してきます。例えば、氷河が溶けたあとにむき出しになった岩や、火山の噴火で溶岩が流れ出し、冷めたところなどです。第一次生物(パイオニア生物と呼ばれています。) は厳しい条件で生長することができなければなりません。導管のない植物、例えばコケや地衣類などが、そのような場所で最初に生長します。というのも、彼らは水や栄養を得るための根を伸ばす必要がないので、土壌ができていないところでも生きれるからです。だんだんと、何百年もかかりながら、あるいは何千年もかかりながら、土壌が形成され、まわりの植物が生えている地域から、種が飛んできたり、拡散されてきて、根を張り始めます。これらの初期種は草本類(樹木ではなく)で、太陽の好きな、成長の早い一年生のものがほとんどです。一年で実をつけ、広がるからです。その場で得られる、太陽の光、水、栄養などを求めて、樹木よりも優位にたてます。しかし、徐々に、これらの植物は条件の変化(例えば、生長が密になり、日陰になってしまうとか、) あるいはより成長の遅い種に負けてしまった結果、植生が変化し、樹木に取って代わられるなどによって、生える場所が変わるかもしれない。コミュニティの構造は、ある樹種が上層部あるいは樹冠を独占するようになると、もっと戦略的なものになっていきます。場の条件次第では、日陰に強い木々が樹冠の下層部を形成するかもしれません。そして、灌木や草本類が地表近くの層を成すこともあるでしょう。 森林生態系が植生の最終地点であるように思えますが、実際には、木が倒れて樹冠に空間が生じるというような比較的小規模な妨害やあるいは何百エーカーもの森林に影響を与える野火やハリケーンなどの大規模な妨害も変化につながります。土壌と植生がすでに存在していた場所での遷移は二次的遷移と呼ばれます。土壌の形成はすでにはじまっており、植物の成長につながる種や苗木がすでに存在します。さらに、小規模な妨害の場合には、樹冠の下に育っていた樹木が「解放され」空白に伸びて行くかもしれません。妨害のタイプ、時期、衝撃度、現状の植生などが場の条件に影響し、その結果、その後そこにどのような植物が成長し、成功するかの鍵を握ります。妨害は、森林の木立で見いだせる植物種の年齢、多様性に影響します。 植物のコミュニティが時とともに変化するにつれて、野生生物の種が手に入れられる食糧や住処も変化します。異なる野生生物の種が入手可能な資源をうまく最適化できるかどうかが、これらの種の多様性と数を決定します。また生態系の変化が構造と構成において起こるにつれて違ってきます。雑草がしげっている場所は種や果実が多いので鳥類を呼び寄せます。樹種がちな植生や木立では営巣のための保護とシェルターを提供するでしょう。 小規模の場合は、毎日のように景観を妨害するものを目撃することでしょう。耕された農地、刈り込まれた公園や芝生などは、植生の生長を一定に保つように手入れしているのですから。しかし、大規模には、遷移が起こるような時間の流れの中でわたしたちが見ている風景がまったく違っていたというようなことは信じがたいことでしょう。例えば、米国東部においてはほとんどの木々は木材のために伐採され、農地のために切り払われました。農地が休耕されて、土着の植物がゆっくりとおなじみの場所へ戻ってきました。もし、わたしたちがもっと長い時間の流れをふりかえれば、科学者たちが種銀行によって、氷河や気候変動、大陸移動などによる森林構成の大きな変化が発見できるでしょう。小規模から大規模、過去から現在までの妨害を研究することで、わたしたちは、遷移というものは、まことに、現在進行形の、あるいはサイクルのような、どの生態系でも起こっているプロセスであることがわかるでしょう。 Getting Ready 準備する Part Bのために、遷移の段階を忌めしている場所を探しておく。あるいは自然環境への遠足とからめてこの活動を計画しておく。もし、遠足や散歩が無理ならば、遷移のさまざまな段階の写真を使おう。生徒用ページからの写真、雑誌、あるいは土地利用計画局からの土地利用の写真などを活用する。生徒用ページのコピーを準備する。 Part Cのためには、学校内や近隣の場で、1マイル四方(10.75平方フィート)の実験場を確保する。一番目は、踏みつけられたことのない黒い土地。二番目は踏みつけられていないが、定期的に芝刈りが行われ、水やりもされている芝生。三番目は、あなたがフェンスで囲って、立ち入りを禁止し、何も手をつけない場所である。(芝刈りも、水やりも、肥料もやらないこと。) 注: あなたの学校の管理営繕担当の人と、この三番目の場所を手つかずにしておくことの確認をしておくこと。 Doing the Activity 進め方 1.生徒に森林が時を経て変化していくことを表現する方法を考えさせる。 2.生徒用ページの最初のお話を読み聞かせる。(あるいは生徒に読んでもらう。) お話の段落ごとに小休止し、生徒にその段階の絵を描かせる。読み終わった後、絵に現れた変化について話し合う。(焼かれた森林は、ゆっくりと元通りに成長し、人々は大きくなり、年老い、死に、子どもを持ち、孫を持ち・・・・) 3.生徒用ページの二ページ目にある遷移の段階のコピーを配る。生徒に、森林という場所で、典型的な遷移がどのように起こるかを見させる。どのようにそれぞれの遷移の段階に、特徴的な植物や動物がいるかを示す。森林が「究極」の地点に至ったと思える時でも、小規模な、または大規模な妨害はそれでも起こるし、森林の多様な木立に、植物のコミュニティや生息地のタイプの多様性をもたらす。 4.グループに分ける。OHTとマーカーを使って、それぞのチームは遷移を示す絵を描く。 ■ 8と1/2インチかける11インチ(21.6センチかける28センチ)の白い紙に、妨害を受けた場所の基本となる絵を描く。(野火な焼かれたとか、ブルドーザーでならされたとか) ■ 8と1/2インチかける11インチ(21.6センチかける28センチ)のOHPに描いた絵をかぶせる。植物の成長が描かれている。 ■ 例えば、基本となる絵には木の切り株の残る、黒くなった土地が示されている。(動物の足跡が通っているかもしれない。) ■ OHP1には、草や花が描かれている(種が風や動物で運ばれて行く)、そして、小動物が戻ってきている。 ■ OHP2には小さな灌木群、もっとたくさんの動物がいる。 ■ OHP3には若い、小さな木々と、特徴的な動物がいる。 ■ OHP4には、十分に大きくなった次子と特徴的な動物。重ねたOHPを基本となる紙にホッチキスで止めさせる。 ■ OHP5は再生を改変する小規模、あるいは大規模な妨害を示す。 5.最後に、それぞれのチームは自分たちの絵を発表し、それぞの段階で起こっていることを説明する。 Part B – in the Fireld 1.生徒を、植生のコミュニティの複数のタイプのあるフィールドに遠足に連れて行く。(例えば、樹木が生えている都市公園など) 植生が変化しつつある場所を探させる。生徒に、草や木々の名前については気にかけないで、そのタイプに着目するように伝える。(例えば、草、草本、灌木、樹木など)。動物の印や音にも気をつける。自然な遷移を変更した妨害の後にも気をつける。(土壌流出、わだち、火、建設など)。次のような構成物にも注意することができる。(注: 行った場所にこれらすべてのことがあるわけではない。) ■ 草や草本類のみ ■ 草、樹木、草本類 ■ 草と灌木、若い苗木(幹が半インチ以下、1.3センチ) ■ コケや地衣類と、若木(幹が半インチから2インチ、1.3センチから5センチ) ■ 成熟した樹木(幹は2インチ以上、5センチというのが、樹冠のもとにある場合も。) 2.グループを呼び集め、見学した場所での遷移の段階の証拠を共有する。いま観察できている植生を妨害するかもしれない要因を考える。病気、虫、野火、風、雷、汚染、干ばつなど。 3.三人一組のグループに分ける。生徒に調査地の地図を作らせる。大木、交差点、駐車場、小川、などのランドマークを載せること。前段階で同定した遷移の各段階にある場所を地図におとす。 Part C あなたの裏庭で 1.生徒に、学校の芝生でも、注意深く観察すれば、どのような変化が見られると思うかたずねる。芝生が刈られ続けた場合とそうでない場合、起こるかもしれないこと、起こらないかもとれないことは何だろう。 2.生徒に、三種類に分けられた場所を示す。(準備するを参照) 生徒にそれぞれの場所の共通点、異質点を書き留めさせる。どのような変化が起こると思うか。 3.【テクノロジーの活用】例えば一年間というよな長期間にわたって、これらの三つの場所について、生徒に定期的に観察日誌をつけさせる。一週間に一回など。絵や写真を使う。カメラの位置は地面につけておく。毎回同じ場所から撮影する。写真記録は学級に貼り出す。あるいはプレゼンテーション・ソフトを使って、スライドショウを作ってもいい。写真には次のようなものが写っているとよいだろう。 ■ 植物のタイプ(変化を記録する) ■ 植物の成長率(大きさをはかり、グラフにする。) ■ 植物の密度の変化(平方メートルごとの茎の数) ■ 種の構成の変化(ある種はどんどん数が増え、他の種はそうでもないなど。) ■ 新しい種の植物 ■ 動物や人間の印 4.それぞれの観察の後、生徒にはっきりとして遷移の証拠は何か、三つの場所における種の共通点と異質点を一般化させる。壁に観察のグラフを張り出す。 Enrichment 強化 フェルトで表現 それぞれの場所に一つチームを割り当てる。チームで異なる色のフェルトを使って、調べてみた植物や動物を切り出す。短いストーリーをつける。大きなフェルトのボードを準備する。下三分の一は茶色(地面)、上三分の二はブルー(空)。チームごとに、それぞれの動植物をそれぞれの場所にはりつける。(フェルトはフェルトにくっつく。)学級で、遷移のストーリーを再現する。彼らが創りだした生態系に対する小規模な、あるいは大規模な妨害がありえることを伝える。
Activity 69 木があって森がある
【翻訳】 かくたなおこ このアクティビティでは、生徒は植林地の管理のロールプレイを行います。植林地の土地利用を考えることで、生徒は民有地の活用についての意思決定に、経済的な要因が影響することを理解します。 Objectives 生徒は、さまざまな製品や利益を生み出すために、森林資源がどのように管理されているかを理解する。 Assessment Opportunities ■ 生徒用ページの二枚目にある森林スタンドクイズのコピーを配布する。生徒に、□にAからFの筋道だった順番を入れさせる。ページの裏に、出来事の順番と、それぞれの段階で起こったことを説明させる。答えとしては次のようなものが考えられる。 1.(C) 若い森林が自然に根付く。あるいは植林された。 2.(A) 何本かの木が薪のために間引かれた。 5. (B) 40年後、成長した木が木材のために切り出され、種を残すために成熟した木が何本か残された。 6. (F) 種をつける木が木材のために切り出された後には、若い木が育っている。 3.(E) 15年後の最初の間伐によって、切り出された木は薪や紙材として使われる。 4.(D) 20年後に、パルプ用に木材を間伐し、切り出された木は紙になる。 ■【テクノロジーの活用】 生徒にグラフィックオーガナイザーを使わせて、学習を通じて行ったプロセスについてのシミュレーションや状況についてのコンセプトマップを作成させる。 Background背景 米国には74,900万エーカー(30,300万ヘクタール)の森林があり、陸地面積の1/3を占めています。カナダは103,200万エーカー、41,800万ヘクタールの森林を持っています。森林と呼ばれるのは、1エーカー、0.4ヘクタール以上の広さと、10%以上の樹林率がある地域です。米国の森林の2/3、50,400万エーカー、20,400万ヘクタールは商業的木材森林(商業製品化可能な木材がとれる森林)です。カナダは、244万エーカー、9900万ヘクタールの商業林を持っています。米国の商業的木材林は、三つの種類のオーナーによって所有されています。全体の58%が家族経営のオーナーによって所有され、公営的なオーナーは29%を、そして企業が所有しているのは13%です。 個人所有の森林管理の目的はさまざまです。多くの私有林は、家族所有ですが、紙用パルプや木材などの森林製品のために木を育てています。他の森林と同様、これらの森林も、森林製品の生産以外に、野生生物の住処、酸素の生産、土壌流出の帽子、水質の保全、リクレーションの場の提供などにも役立っています。家族所有の森林のオーナーは、森林管理について違った目標を持っていますが、一つだけ共通していることがあります。森林を美的に鑑賞可能で、生態的に安定な状態で維持しつつ、森林製品を生み出したいということです。American Tree Farm System(ATFS)は、フォレスターや自然資源専門家のネットワークを通じて、家族所有の森林オーナーたちと、森林の持続可能な経営についてのよりよい理解を得るために活動しています。1941年以来、ATFSは家族森林オーナーのために、森林のよりよい管理についての教育と情報提供を行ってきました。また、持続可能な森林経営を行っている家族所有の森林を認証する制度をもっています。この認証を受けた森林は「Tree Farms」森林農場として知られています。認証を受けるには、土地所有者たちは、彼らの森林を、木材、水、野生生物、リクレーションなどのすべての側面についての価値を高めるように管理していることを示す必要があります。 Silviculture シルビカルチャーというのは、オーナーの目的にもっともかなう森林の確立と経営のことです。家族所有の森林は、彼らの林地を維持し、よりよくするためにシルビカルチャーの技法を適用します。そのためには、森林の構成、構造、成長を管理します。伐採、切り倒し、間伐、管理された野焼き、など種々の方法によって、森林オーナーは樹種や樹齢の多様性、樹林の密度、植生の高度差による層形成、明るさと陰を操作します。森林が成熟する前にでも、オーナーは次の森林がどのように再生し、経営されるかを考えなければなりません。オーナーが採用する経営方法は、彼らの土地にいま影響を与えるだけでなく、未来の特徴にも影響するのです。 シルビカルチャーについてのもっと詳しい情報は、最初の生徒用ページに載っています。 Getting Ready 準備する 生徒を何列かになってゆったり座らせることのできる場所を、室内でもいいし、戸外でもいいので、見つけておく。ほぼ同じ人数の5グループに分ける。FIREWOOD薪、PULPパルプ、LUMBER木材と書かれたサインを首からかけられるように作っておく。 Doing the Activity 進め方 1.生徒に「森林農場」の定義を訊ねる。背景の情報を使って、ATFSによって認証された「森林農場」のことを紹介する。それは、主に家族所有の森で、木材、リクレーション、きれいな水、野生生物の住処など、多くの貴重な利益をもたらすことができる森林経営であることを説明する。 2.このシナリオでは、生徒は家族所有の森林になることを伝える。この森林を生産性の高い「森林農場」として経営したいと思っていること、そのためにATFSあるいは州の森林局に電話をして、アドバイスを求めようとしている。このシナリオでは、彼らからのアドバイスはマツ(南部の諸州の場合)、あるいは雑種のポプラ(北部諸州)を植えることである。(推奨される樹種は、地域や管理の目的によって違ってくる。)さらに、彼らは生徒が長期的な経営計画を立てることも手助けしてくれる。 3.ATFSと森林局からのアドバイスによって、生徒を配置し、シミュレーションを始める。それぞれの場所が決まったら、最初は苗木のように小さくしゃがませる。多くは自然と発芽したものだが、植樹されたものもある。「木々」に対して、すでに15年がたったことを告げる。今度は膝まづいて腕を伸ばしてもらう。すばやい成長を保障するために間伐する必要があることを伝える。間伐しなければ、密生し、栄養、水、光を求めて競合してしまうだろう。そのような競争は成長をとどめ、病虫害を受けやすくなってしまうだろう。 4.次に、生徒にどの木を伐採するかをたずねる。この間伐では他の木と混み合いすぎて、水、光、土壌を奪い合っている「木々」を間引くことを説明する。これらの木々は薪になったり、パルプの原料にされる。「FIREWOOD」の札を一人の生徒の首にかけ、他の生徒から見える場所に、立たせる。もう一人の間伐された生徒に「PAPER」と書いた札を下げさせる。この第一期間伐では、二本に一本を間引く。そしてそれぞれ紙か薪かを指定し、札をかけた生徒の後ろに並ばせる。 5.残りの生徒に、さらに10年がたったことを伝える。立ち上がって、両腕を伸ばす。これからどうすべきたをたずねる。木々を間引く必要があることを説明する。今回は約半分を紙用に切り出すことを伝える。間伐によって残りの「木々」は最大限に伸び続けることができる。すべての切り出された「木々」はすでに並んでいる「PAPER」の列の後ろに並ぶ。木々から作られるパルプは本、箱、ティッシュペーパー、その他の紙製品に使われることを説明する。 6.もう15年がたった。残りの木々は最大に成長した。腕を頭上高く伸ばすように指示する。生徒に、この時点で何をすべきかたずねる。もし、このまますべての木々を残しておけば、虫にやられたり、野火に焼かれたり、病気にかかったりすることを説明する。これらが起これば、「木々」の大半が木材としての価値を失ってしまう。そのため、ほとんどの木を木材用に切り出すことにする。「LUMBER」の札を一人の生徒の首にかける。ほとんどの木を木材として切り出す。「木々」が切り出された時、その後に何本かの苗木を植えることを説明する。また、成熟した種木を残すことで、自然更新が期待できる。 7.二回目のシミュレーションのために、アクティビティの最初のように、場に「木々」を戻す。そこで生徒に、どのような自然のできごとが、森林に影響を与えるかたずねる。(野火、虫害、病害などが木々や植物に大きな影響を与える。)生徒の答えについて話し合う。あなた自身が森林を焼きつくす野火になったふりをして、「木々」の多くをなぎ倒す。(すべての生徒を座らせる。)結果について話し合う。野生生物は住処をなくす。土壌が焼ける。小川には灰や土が流れ込む。貴重な木材が失われる。など。土地所有者はとても動転しているが、野火は自然なことであり、時には重要な自然のサイクルでもあることを説明する。(木の種類によっては、種から生えるためには野火を必要とする。)森林は自然な再生と植林によって帰ってくる。 8.最後のシミュレーションとして、森林を再度、再生する。生徒を元の場所に戻す。生徒に、あなたが退職して去ってしまうことを伝える。あなたが去る前に、土地を売りたいことを伝える。森林経営に無関心な人に売ろうとしている。この人物は、森林管理者に相談せずに、森林を開発して住宅地を作ろうとしている。 9.最初に、新しい土地所有者は、道路を通して見学者を案内できるようにする。道路を通すところの「木々」を切り出し、燃やしてしまう。(これは、よくあること。) 次に、道路に隣接した何本かの「木々」を切り出して、家が立てられるようにする。(再び、燃やすために積み上げてしまう。) 商業地、学校、道路などを建設するために木々を切り出し続け、すべての木々を切ってしまう。生徒に「この地域に住みたいですか?」とたずねる。このような開発にとっても、木々が提供する利益があることを指摘する。(美しさ、木陰、リクリエーション、きれいな空気、野生動物の住処など。) 土地所有者が、森林管理者の手助けを得て、開発することで、これらの利益を得ることができる方法について話し合う。 Variation バリエーション 1.生徒を3-4人の森林管理者チームに分ける。それぞれのチームに「シルビカルチャー・ガイド」の生徒用ページのコピーを配る。 2.この情報を生徒と確認して、彼らが森林用語を理解していることを確かめる。(用語集も活用する。) 3.チームに20分で管理計画を立てさせる。生徒用ページに紹介されているシビルカルチャーの方法をやってみるのでもよい。あるいはそれらの組み合わせ、あるいは独創的な計画など。何をするのでも、一つずつの行動を説明できるようにしておくこと。 4.それぞれのチームが、自分たちの計画のシミュレーションを、他の生徒を「木々」として、実践する。 生徒用ページ 造林システム シルビカルチャー(造林)というのは、森林の構成、構造、成長を管理することです。森林は、木立と呼ばれる単位ごとに管理されています。木立というのは、樹種の構成、条件、樹齢の分布などが似通っている木々のかたまりのことです。木立は樹齢がおなじでもよいですし、異なっていても構いません。 森林管理者はシルビカルチャーのシステムのいくつかの中から、収穫と育樹の方法を選ぶことができます。これらの方法には、皆伐、苗木、シェルター森、一本あるいはグループ選択の方法などが含まれます。 皆伐システムでは、木立のすべての木々が同時に収穫されます。そうすることで、同齢の木立が新たに育つことができます。皆伐システムは、太陽の光がよくあたるところで伸びる木に向いています。新しい木立は近隣の木立からの種、林床に落ちている種、切り株や根から成長します。他には、種をまいたり、苗木を植林したりして、再生することもあります。 種木システムは、成熟した木立を収穫するさい、それぞれの木立に種をつける木を何本か残す方法です。これらの木が、新しい、同齢の木立が再生するために必要な種を供給します。種木は、ときによって、新しい若木が伸び始めたら、収穫されることもあります。 シェルター森システムは、成熟した木立を何年かにわたって部分的に伐採することです。初期の伐採では、残りの木々の活気と種の生産が向上することが期待されます。また、新たの芽吹きのための場も提供します。残りの木々が種をつけ、そして若木のシェルターにもなります。後で、シェルターとなった木々を伐採し、同齢の木立の再生につながります。 一本選抜システムというのは、異年齢の木立を創りだし、維持するための方法です。フォレスターが木立を調べ、それぞれの木のメリットを判断します。木々は成熟すれば伐採します。芽生えがその後に生まれます。定期的な間伐と収穫によって、木立にはさまざまな年齢とサイズの木が含まれることになります。どの伐採においても、相対的に数少ない木が収穫されるので、林床は通常日陰となっており、日陰を好む樹種に適した方法です。 グループ選抜システムは、個別の木ではなく、小さなグループでの収穫のことです。木立の中の数本を伐採することでできる空き地は皆伐の状況に似ています。一つの違いは、同齢の木立と全体を呼ぶには、数が少なすぎるという点です。一本木選抜のシステムと同じように、間伐と収穫が同時に行われます。跡地の小さな空間に育つ新しい木々は、全体の木立のさまざまな年齢の一部を構成していると考えられます。一本あるいはグループ選抜システムのいずれにおいても、樹齢、階級、サイズのバランスを保つためには、頻繁な収穫が必要となります。
Activity 34 Who Works in this Forest? 誰がこの森林で働いている?
【翻訳者】かくたなおこ 森林の仕事はたくさんあります。伐採から管理、科学者から自然保護者まで。そして、みんな、リクレェーション、必需品、健康な環境のために、森林が適切に管理されることに頼っています。このアクティビティでは、生徒は森林関係のキャリアについて学びます。 Objectives 生徒は森林資源に直接的に関連するさまざまな職業について探索する。 生徒は森林をケアするために、多様な専門家たちがどのように恊働するかを描写する。 Assessment 雑誌を使いながら、一人ひとりにわたしたちがどのように森林に依存しているかを描写するコラージュを作成させる。森林、木々、小川や河川、野生生物、森林の近辺に住んでいる人々、森林製品、森林や森林製品を利用している人々、森林で働く人々など。生徒に、口頭で、あるいは文章で、彼らの作成したコラージュについて説明させる。 生徒に、やってみたい森林に関わる職業を一つ選ばせ、その理由を説明させる。また、その職業が森林のケアにどのように関連しているか描写させる。 Background背景 林業forestryは、植林したり、山火事を鎮火したりする仕事や責任も含みますが、それ以上のものです。 森林生態系は大要、飴、土壌の肥沃さに左右される性格のものです。嵐、昆虫害、木の病気、かみなりなども森林生態系を規制するのに一役買っています。 わたしたちの社会は森林から木材やその他の森林製品を得ています。それ以外にも野生生物、きれいな空気、水、美しさなども、同時に得ています。これらの利益を最大限にするには、自然任せにしておくだけでは十分ではありません。森林の専門業界では、自然界を模倣するようなことを人が行っています。都市環境フォレスターは、都市周辺にある2800万ヘクタールの森林の世話をしています。フォレスターたちは、これらの森林に影響する成長する場所の制約、乏しい空気、水の欠乏、土壌の劣化、破壊行為などの要因に気を配っています。都市環境フォレスターは都市公園や都市森林における木々の寿命を伸ばし、審美的側面を伸ばすように努力しています。 森林での活動は、周辺地域にも影響を与えます。例えば、木々が伐採されたり、あるいは殺虫剤が散布されたりする時、近隣の小川の水質保全が課題になります。フォレスターは森林およびその周辺のすべてのシステムに配慮するように訓練されています。 フォレスターは、すべての森林資源を管理するように訓練されていますが、土壌、水、野生生物などそれぞれの個別専門分野の専門家の協力も求めます。コンピューター・モデリング、マッピング、統計的分析、会計分析などの専門家もいます。 通常、フォレスターと専門家のチームが、人々が森林から期待するものをすべて満たせるように、ある森林についての管理を決定するのに協力します。 Getting Ready 準備する 生徒用ページのコピーをする。写真を切り抜くための雑誌を準備する。 Doing the Activity 進め方 1.生徒が森林に行ったことがあるか、あるいは写真を見たことがあるかどうか質問する。これらの森林は、人による管理を必要とするだろうか? もしそうならば、どのような仕事が必要だろうか。生徒の答えを板書する。 【テクノロジーの活用】生徒にグラフィック・オーガナイザーを使って、議論のコンセプト・マップを作成させるのもよい。 2.生徒と、森林がどのように植物や動物にさまざまな機能を提供しているかを話し合う。生息地、紙や森林製品、リクレーションの場、空気や土壌、水の保全など。人は、これらの機能を最善にするように森林管理を行う必要があることを説明する。これらのリストに追加できる職業があるかどうかを確かめる。 3.生徒用ページを配る。生徒にその資料には特定の職業についている人々が紹介されていることを話す。短い説明を読んで、それぞれの仕事が森の保全のためにどのように役立っているか考える。 4.生徒用ページを生徒といっしょに読む。それらの仕事がなぜ必要かについてのそれぞれが考えた理由を共有する。話し合いの最後には、紹介されているどの仕事も森を管理し、ケアするためには必要であることに、全員が気づいていること。また、他にも森林で働く人々がいることを、背景の情報から生徒に共有する。 5.次の「職業」を板書する。木材運搬トラック運転手、段ボール箱メーカー、ナチュラリスト、野生生物学者、新聞配達、野生生物アーティスト、製材所のオペレーター、キャンプサイト管理人、ガーデニング用品店のオーナー。 6.生徒に、これらの職業の人々が、これまで森林管理について学んできた仕事から、どのような利益を受けているか、たずねる。どの職業の人々が、森林に依存しているだろうか。(全員) 生徒に、それぞれの人がどのように森林に依存しているかを説明させること。 Enrichment 強化 応用・発展 ■ 森林に関連する職業の人を何名か招いて、話してもらう。(フォレスター、野生生物学者、木材伐採人、製材所勤務者、樹陰休息所管理人、支所勤務者、ナチュラリスト、など) それぞれの人の仕事に対する質問リストを準備させる。質問の例: ➢なぜこの仕事を選んだのですか。 ➢どのような訓練が必要ですか。 ➢典型的な一日の仕事はどんな様子ですか。 ➢いっしょに働いている人は何人いますか。 ➢あなたの仕事をするのに、他にどのような仕事をしている人々が必要ですか。 ➢仕事ではどのような服装をしていますか。 ➢仕事で使う特別な機材はありますか。それを使うとどんな仕事ができますか。 ■ 【テクノロジーの活用】仕事で新しいテクノロジーを使いますか。 ➢仕事をしていていちばん報われることは何ですか。 ➢仕事でいちばんのチャレンジは何ですか。 ➢この仕事を人にも進めたいですか。 後で、生徒に人々とその仕事についての絵を描かせるか文章で表現させる。 【テクノロジーの活用】ゲスト・スピーカーの代わりに、生徒に森林関連のキャリアについてインターネットで検索させる。 生徒用ページ 1.ファニータ わたしのことを友達は「ワイルドな女性」と呼びます。わたしが野生生物学者だからです。わたしの仕事は野生動物や植物が生きて行くために必要な食べ物、水、空間などが満たされるようにすることです。 この仕事はなぜ重要なのでしょうか。説明しなさい。 2.エリノア 森林がどのようにケアされるべきかをどう決めればいいでしょうか。それがわたしがフルタイムで行っているフォレストーという仕事です。フォレスターであるということは、やっかいなことです。人々や動物、植物などすべてのニーズをバランス良く満たさなければなりません。 この仕事はなぜ重要なのでしょうか。説明しなさい。 3.ジャマル すべての水紋学者と同様、わたしは水に関心があります。水の供給を調べ、流域や水の循環を調査し、水質汚染の問題を解決しようとします。 この仕事はなぜ重要なのでしょうか。説明しなさい。 4.コーリィ 何をしているのかと訊ねられたら、わたしは「汚い」仕事をしていると答えます。わたしは土壌科学者なのです。わたしがしていることの一つは、土が固くしまってしまわないようにモニターすることです。雪解け水から雨水まで、土壌はたくさんの水を保つことができます。しかし、土壌が圧迫されてしまったら、これらの水は土壌流出を引き起こすことでしょう。 この仕事はなぜ重要なのでしょうか。説明しなさい。 5.ヘイリー わたしは数が大好きです。数字とつき合うのが毎日の仕事です。わたしは予算分析家なのです。(予算というのは、ある組織が一年間に使おうとする資金の概要です。) 人々が立てた予算を分析して、過剰に支出していないか、間違った使い方をしていないか、使うべき所に使っているかを見るのです。 この仕事はなぜ重要なのでしょうか。説明しなさい。 6.タカシ 他の生き物よりも病気や伝染病に強い生き物はいるでしょうか。他の生き物より早く育つ生き物はあるでしょうか。これらの性質は他の生き物に転移させて、よりよいものを生み出すことができるでしょうか。これらが、わたしが答えを出そうとしていることなのです。わたしは遺伝学者です。 この仕事はなぜ重要なのでしょうか。説明しなさい。
Activity 08 The Forest of S.T.Shrew シュルー氏の森
音読を通して、生徒は森に住む生物「シュルー氏の視点」に立って、自分たちのすみかである森の生物や、森の生息地の多様性への感謝の気持ちを持つことができるようになります。 Objective 生徒は、森の中の小さな生息地の特徴をしめす植物や動物について説明できる。 Assessment Opportunity 生徒に討議の中で、次のような質問をする。あるいは印刷して、文章や絵で表現してもらうのでもいい。詳細についての記述・描写や正確さを見る。 ジャッキーが最初に森に行ったとき、何が見つかると期待していましたか? (「興味深い」「珍しい」動物) 彼女は期待したものを見つけられましたか? (最初はできなかったけれど、だんだんと。) ジャッキーは、S.T.に出会う前、森についてどのように感じていましたか? (彼女はがっかりしていた) ジャッキーがS.T.と共に旅することができたのは何が起こったからですか?(彼女が毛に触れて、トガリネズミと同じ大きさになったから) ジャッキーはS.T.、ミリ、シッタとともに旅していく中で何を見ましたか?(生徒はジャッキーの見た生き物たちとたずねた場所の特徴を言えること)生徒の学年やレベルによるが、小規模生息地という概念について話し合うのもよい。 ジャッキーは、あなたがすでに知っていることを旅の中で何か発見しましたか?彼女が発見したことで、あなたにとっても新しいことはありましたか? ジャッキーは最後に森についてどんなことを感じましたか?(とても興奮させられる場所だ) Background背景 生息地というのは動物や植物が生きている場所、生きていくのに必要なものすべてが手に入る場所のことです。生きていくのに必要なものというのは、食べ物、水、住処、成長したり、生殖したり、子育てしたりする場所です。シカの生息地は森と野原の組み合わせです。ウツボカズラの生息地は沼地です。ザトウクジラの生息地はアラスカからハワイにかけての広い海ということになるでしょう。 それが森であれ、野原であれ、サンゴ礁であれ、砂浜であれ、どの生息地にもより微小な微生息地/マイクロハビタットが存在します。そこでは気温、湿気、明るさ、その他の条件が、全体的な生息地とは異なっています。例えば、森の中で崩れていきつつある丸太は、まわりの空気や落ち葉よりもより湿気っぽく、涼しいかもしれません。森の中で少し開けた場所は、周りよりも明るく、ひょっとするとより乾燥しているかもしれません。山の一部は、まわりと比べるとより陽があたりやすく、風当たりが弱いかもしれません。サンゴ礁の深部は、海洋の表面に近い部分より陽が当たりにくいことでしょう。 植物や動物はしばしば微生息地の条件に適応しています。例えば、ある種の木や植物は、森の中の開けた場所によく適応し、逆に森の中でも日陰になりやすい(たいていはより涼しく、より湿潤)場所に育つものもあります。コケや地衣類は木や岩の一方の側には生えますが、反対側には生えません。明るさ、気温、湿気の違いのためです。湿った落ち葉に生きている動物の中には、土の上では生きられないものもいます。 次に紹介するのは「S.T.シュルーの森」の物語に出てくる動物たちのプロフィールです。 □ シュルー、トガリネズミというのは、最も小さく、また最も猛々しいほ乳類です。自分の何倍もの獲物を攻撃して殺します。子どもは(一度に4-5匹生まれます。)穴の空いた切り株か穴で生まれ、一ヶ月もすると自立します。寿命は短く、一年半程度です。尾が短いトガリネズミは、ずんぐりした尾をしていて、米国西部の森林によく見られる種です。 □ ムカデは動きの遅い、長細い動物で、通常は30対以上の足があります。たいていの場合、ムカデは樹皮、石、古材の下、しめったごみ溜の中などにいます。彼らの食べ物は、腐りかけている植物質です。成虫のからだは分節していて、外骨格です。 □ ゴジュウカラは、頭の大きい、尾の短い、足の短い鳥で、木を登って樹皮や幹、枝などから昆虫をとつて食べています。その動きはアクロバチックで、幹を登るのも、折り返して降りるのも自由自在です。しばしばアメリカゴガラやエボシガラなどと群れをなして飛んでいます。彼らの羽根は尾の先まで伸びており、その飛び方は急です。 □ http://www.math.sunysb.edu/~tony/birds/titmice.html Getting Ready 準備する 学年が上の生徒には、一人ひとりに生徒用ページをコピーして渡す。 背景で紹介された生き物の写真を探して、コピーを準備する。(オプション) Doing the Activity 進め方 1. 生徒に森とは何か、描写させる。森をたずねたことはあるだろうか。森の中はどんな様子だっただろうか。何を見ただろうか。森にいるのは楽しかっただろうか。 2. これからジャッキーという女の子の物語を読み聞かせることを伝える。森の中での冒険についての物語である。どんなことが起こったか、どんなものを見たかについて、注意深く聞くように指示する。読み終わった後で、質問に答えてもらう。 3.【個別化】物語に出てくる生き物の写真などを準備する。 4. 物語を大きな声で読む。年齢層によって、物語の読み方を変えた方がいい。例えば、聞く時間が長くなりすぎないように、いくつかに区切って読む。(そのために、小見出しをつけて区切ってあります。)登場人物の名前を聞く度に、その動物の身振りをしてみる。(S.T.トガリネズミでは、指を鼻の横でうごめかして、ひげの感じを出す。ミリは、手を開いてからだの横につけ、指を足のように動かす。からだもくねくねと動く様子を表現する。シッタは、親指を脇にいれ、腕を羽のように動かす。)あるいは、生徒をリラックスさせ、目を閉じて、物語を全部聞かせるのもよい。 5. 評価のための質問を使って理解度を調べることもできる。 6. 画用紙とクレヨン、マーカーなどを配る。物語を絵で表現させる。物語のお気に入りの場面でもよいし、出会った生き物の特徴でもいいし、ジャッキーと動物の会話の場面でもいい。年齢の高い生徒には、森の中の隠れた生き物を見せる「開き窓」のある絵を描かせるのもいい。最初に、何も生き物のいない森を描かせ、それから生き物が隠れている場所に「開き窓」を切り込ませる。窓と同じ大きさの別の紙を裏から貼付ける。窓に生き物を絵を描く。生徒が年少の子どもたちにこの絵を使って森の生き物のことを教えることを奨励する。(Activty 21里木(Outdoors 20に収録) の図を参照する) 【個別化】生徒を小グループに訳、チームでこの課題に取り組む。 【個別化】物語を読んだ後、学級全体で流れを思い出しながら、再話する。それぞれの部分をフリップにまとめる。 Enrichment 強化 生徒を森、公園、空き地に散歩に連れ出す。ジャッキーが見たのと同じようなマイクロハビタットは見つかるだろうか。倒木、木の樹皮、落ち葉、その他など。さらに詳しく見るために虫眼鏡を使うのもよい。ジャッキーが見たのと似たような、あるいは同じ生き物を見つけることはできただろうか。他に何が見つかるだろうか。 注記 森や倒木に生きている生き物について、もっと情報が得たいなら、Activity 22 生息地としての木、Activity 23 倒木などを参照しよう。それぞれ、木に依存している生物について調べたり、倒木に生きる生き物を調べたりしている。 【個別化】生徒にジャッキーの次の冒険物語を書かせる。同じようにマイクロハビタットの住人と同じサイズまで小さくなって、訪問する。どのような違ったマイクロハビタットがあるか生徒と話し合う。それぞれの生徒に一つを選ばせ、そこでの植物や動物の生活を調べさせる。それからジャッキーの縮み方と、そこでの生き物を紹介してくれる新しいマイクロハビタットの住民との出会い方を考えさせる。 < 前のページ次のページ >
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