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■翻訳者 岩岡未奈
「木のライフサイクル」 p.341 このアクティビティでは、木々にも他の生物と同様にライフサイクルがあることを学び、それぞれの段階で生態系の中での木の役割を調べます。 学年 アクティビティ:3~6 応用:PreK~2 科目 科学、言語運用科目、視覚芸術、演劇 概念 5.1 5.3 5.4 スキル 並べる、整理する、表現する、関連性やパターンを同定する。 テクノロジーの活用 CG編集ソフトウェア、ワープロソフト、プレゼンテーションソフト、インターネット 準備物 画材、生徒用ページのコピー 所要時間 準備:15分 アクティビティ:50分 関連アクティビティ #80 Nothing Succeeds Like Succession, #76 Tree Cookies, #23 The Fallen Log, #27 Every Tree for Itself, #77 Trees in Trouble, #65 Bursting Buds, #78 Signs of fall, #43 Have Seeds, Will Travel, #81 Living with Fire 【Objectives ねらい】 生徒たちは木のライフサイクルとその各段階における生態系の中の木の役割に関して理解したことを示すために図を作成する。 【Assessment Opportunities 評価に活かす】 ・ ライフサイクルの図を以下の基準を用いて評価する:そのライフサイクルは正確に、完璧に示されているか。生態系の中の木の役割は、各段階においてわかりやすく示されているか。その図は印象的か。 ・生徒に特定の木を創造させ、そのライフサイクルについて想像の話を書かせる。話は、木、植物や動物が話せるような御伽噺でもいい。話の中では、木の一生に関して最低3段階もしくは3イベント設けさせる。例えば種から芽が出る、朽ち果て土に分解されていくなど。理想を言えば、そのイベントは原因-結果の関係になっていると良いだろう。例えば、干ばつが1年続けば火事が起こり、それによって特定の木の松かさが芽吹くなど。 【Background 背景】 木にも、他の生き物と同じように、生まれ、成長、怪我や病気、老化、そして死を迎えるというライフサイクルがあります。木が生まれてから死ぬまで、彼らの外見は変化し、と同時に森林の生態系での役割も変化します。木の断面で年輪を見ることで、過去にどのような環境の変化があったか知ることが出来ます。(アクティビティ76 トリー・クッキー年輪参照)木のライフサイクルについて、木の成長を観察することでより多くのことがわかります。 ほとんどの木が最初は種です。心地よい土、天候、栄養が整って初めて種は発芽し成長します。この段階での小さな木は苗木と呼ばれます。 木は成長するにつれて、高くなり、幹は太くなり、枝を蓄え始めます。若木は若い木で高さ4フィート(1.5メートル)以上、胸の高さの幹、直径4インチ(10センチ)以上の木のことを言います。森の低木層の中で、若木は太陽の光を浴びるために、栄養を得るために、水を得、また場所を確保するために他の木々と競争しなければなりません。木々が密集した森では、若い木々は枝を伸ばす場所を得るために、年老いた木々が枯れ、朽ち果てるまで何年も待たなければならないのです。 成木は成熟した木で、通常旨の高さでの直径が4インチ以上のものを言います。この段階に至るまでにかかる期間は、木の種類によって異なります。成木は生きている間、常に成長し続けます。成木は、年齢やサイズによって森社会の中で様々な役割を持っています。葉、樹皮、種、花、果実や根は多くの動物たちの食料となります。また、木は鳥の止まり木や陰を作り、多くの生物の家となっているのです。例えば、古い木の幹にある穴は巣に使われたり、すみかとして使われます。 木は普通、生き残るのに必要以上の種を作ります。ほとんどの種は菌類などの分解生物によって分解されたり、鳥や哺乳類に食べられたりして、残されたほんの少しの種が芽を出し、森社会の一員として成長を遂げるのです。 他の生き物と同様、木も病気にかかったり、怪我をしたりします。物理的な衝撃によって死んでしまうことはないかも知れませんが、出来た穴などには動物や昆虫が住み着いたり、そこから食料を得たりします。最終的に木は怪我や病気から弱り、死に、倒れ、分解されていきます。木は、死ぬと栄養やその他の要素を土に返し、森の生態系によってリサイクルされるのです。 【Getting Ready 準備する】 木に関する本(野外ガイドや木の話)を図書室から数冊選ぶ、もしくは木に関してのウェブサイトを探し、生徒にアクセスさせる。木に関した資料を集めたコーナーを作り、生徒がいつでも木について調べたり、資料を閲覧出来るようにする。図書室やコンピューター室で調査時間を設けても良いだろう。生徒用のページのコピーを人数分用意する。 【Doing the Activity アクティビティのすすめ方】 1.ライフサイクルとは一体どんなものか、人間の一生を例にして生徒と話し合う。話し合いの中で生徒たちが幼少期、成長期、青年期などを含むようにする。これらの段階を黒板に書き出す。生徒にその時々の役割や、やることは何か考えさせる。次に、同じような段階を使って木のライフサイクルを表現させる。(図参照。) 2.【テクノロジーの活用】特定の木に関して、個人や少人数のグループで調査を行い、ライフサイクルの絵を描かせる。生徒全員に生徒用のページ「木のライフサイクル」 のコピーと、画材を渡す。資料やインターネットから情報を集めさせ、生徒用のページを活用し、調べてわかったことを整理させる。その木の特徴や、生息する気候、環境などについても調べさせるといいだろう。 【テクノロジーの活用】CG編集ソフトやワープロ、プレゼンテーションソフトなどを活用して、絵を描かせても良い。 最低でも6以上のライフステージ(種、芽、若木など)もしくは、イベント(森林火災や昆虫の侵略など)の絵を描かせる。木に影響を与えるある出来事(火災による影響など)は他の出来事(その火災によって出来た穴に鳥が住み着くなど)を引き起こすことがよくある、ということを気付かせよう。ライフサイクルはこのページにあるように円と絵、各段階や出来事の名称で示したり、長い1枚の紙に示してもいい。 3.出来上がったライフサイクルをクラスで発表させよう。全ての作品を貼り出し“森の歴史”として展示を行う。木のライフサイクルについて、生徒用のページから引用して記事などを欠かせても良いかもしれない。 【Variation バリエーション】木になってみる。 1.生徒に木は生きているのかどうか聞いてみる。どうしたら生きているかわかるのだろう。(木は生長する。)木はどこから生まれるのだろう。(種から。)木は死んでしまうのだろうか。(死んでしまう。でも木の一生は長い。) 2.木の一生を動きで演じ、生徒にも真似をさせる。 ・固く丸々-種になる。 ・体を伸ばし、ひざ立ちをする-芽を出した。 ・片腕を伸ばす(手は握ったまま)-枝を伸ばした。 ・もう片方の腕を伸ばす-枝をもう一本伸ばした。 ・指をくねくねさせる-沢山の葉を付けた。 ・立ち上がる(両足は揃えて)-高くなった。 ・足を広げる-たくさんの根を伸ばした。 ・足の指をくねくねさせる-沢山の小さな根(細根)を伸ばした。 ・全身をひっかく-昆虫や菌類に攻撃された。 ・大きな声を出す(キー!)-稲妻に打たれ、枝をなくした。 ・笑顔でため息をする(あー!)-年をとり、野生動物の住みかとなった。 ・斧のような音をたてる(コン、コン、コン)そして体を震えさせる-キツツキが自分の死んでしまった幹を突付いている。 ・きしむような音を立て、倒れる-嵐でなぎ倒されてしまった。 ・片腕を上げる-朽ちた幹に落ちた種から新しい芽が出た。 【Enrichment 応用・発展】 ・様々な植物や色んな段階の木が生えている場所や、近所の公園や林に生徒を連れて行く。生徒に色んな段階の木を探させる。以下のカテゴリーに当てはまる木を最低1本見つけさせる。 ○若い苗木(幹の太さが1/2インチ(1.3センチ)以下のもの) ○“青年”段階の木(幹が1/2インチ~2インチ(1.3センチ~5センチ)のもの) ○“若年成人”段階の木(幹が2インチ(5センチ)以上のもので、林冠の下にあるもの) ○“成人”段階の木(幹が2インチ(5センチ)以上で、林冠にあるもの) ○傷ついていたり、不健康な木(傷がついていたり、病気やストレスの兆候が見られるもの-その木は生き残れるだろうか。) ○年老いた木(どんな要因で弱まっているのだろうか。) ○死んでしまった木(何が原因で死んでしまったのだろうか。) 【生徒用のページ】 木のライフサイクル あなたの木のライフサイクルの様々な段階や出来事について書こう。少なくとも3段階・イベントを書き出そう。 木の一般名称 木の学術名 木の特徴 ライフサイクルの段階・出来事 木の年齢 森林生態系での木の役割 木が生き残るのに必要なもの(この段階で) 木に頼って生活しているもの 木が次の段階に進むための流れ by plt-japan | 2007-09-27 21:36 | アクティビティ翻訳
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